ポール・ウェラー、新作アルバム『On Sunset』から「Earth Beat」の先行配信開始
UKロックの重鎮 ポール・ウェラーが、ソロ15枚目となるニュー・アルバム『On Sunset』を2020年7月3日にリリースが決定、アルバム収録内容も公開となった。そのアルバムから米国生まれの10代のR&Bシンガー、コールトレーン(Col3trane)とイギリスの姉妹グループThe Stavesがゲスト・ヴォーカルとして参加した新曲「Earth Beat」が先行配信された。
『On Sunset』は、クラシックかつモダンなポール・ウェラーの曲が満載の、ソウル・アルバムであり、エレクトロニック・アルバムであり、オーケストラ・アルバムでもあり、クラシックなポップ・ソングと心を揺さぶるバラードがあり、かつ仄かな実験精神を散りばめた内容となっている。
常に前向きな姿勢で極上の音楽を追求するウェラーが、2020年代に向かって加速しながら突き進んでいるアルバムでもあるが、年の功を重ね、ザ・スタイル・カウンシル時代以来となる古巣レーベル、ポリドール・レコードに戻った本作では、歌詞の面で過去を振り返り始めているという。
ポール・ウェラーは本作の大部分で多種多彩な楽器を担当。彼のレギュラー・バンドのベン・ゴードリア(パーカッション)、アンディ・クロフツ(ベース)、スティーヴ・クラドック(ギター)や、元ザ・ストライプスのジョシュ・マクローリー(ギター)、元スレイドのジム・リー(バイオリン)、ザ・スタイル・カウンシル時代の同僚ミック・タルボット(ハモンドオルガン)、そしてフランスのバンド、ル・シュペールオマールのジュリー・グロ(ヴォーカル)らが参加している。アルバムの作詞作曲とレコーディングは、ウェラーのヘッドクォーターといえる英サリー州のブラック・バーン・スタジオで行われた。アルバムのプロデュースはここ数作に続きジャン・“スタン”・カイバートとポール・ウェラーが担当している。
5月に行われる全英ツアーはすでにソールドアウトしており、10月~11月の21公演の日程が発表されている。
ポール・ウェラー『On Sunset』
2020年7月3日 発売
CD / iTunes / Apple Music
1. Mirror Ball
2. Baptiste
3. Old Father Tyme
4. Village
5. More
6. On Sunset
7. Equanimity
8. Walkin’
9. Earth Beat
10. Rockets
11. 4th Dimension
12. Ploughman
13. I’ll think of Something
14. On Sunset (Orchestral mix)
15. Baptiste (Instrumental Version)
16. Failed
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