ポール・スタンレー率いるソウル・ステーション、初のアルバム『Now And Then』3月発売決定
KISSのオリジナルメンバー、ポール・スタンレー率いるソウル・ステーション(Soul Station)が、初のフル・アルバム 『Now And Then』を2021年3月19日にリリースすることを発表した。アルバムの予約と合わせて第1弾シングルであるファイヴ・ステアステップスのカバー「O-O-H Child」の音源が公開となった。(CD予約はこちら)
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KISSの創設メンバーの一人にしてフロントマン、ベストセラー作家、そしてロックの殿堂入りも果たしているポール・スタンレーは、この数年間、あるプロジェクトを大切に進行させてきた。それがこのソウル・ステーションである。
ソウル・ステーションは、当代一流のミュージシャン達を擁し、過去の偉大なR&B/ソウルのアーティスト達や名曲群に敬意を表してカバーし、この極めて重要な音楽ジャンルに今日性を持たせ続けるために結集したバンドだ。このプロジェクトは多くの人々を驚かせたが、スタンレーにとってR&B/ソウルは、自身が音楽に傾倒するようになった初期の重要なルーツ。彼はその情熱を、著名な顔触れを揃えたツアー&レコーディング・バンドという形に密かに整えていったのである。
ポール・スタンレー率いる15人編成のアンサンブル・グループは、これまでに米国と日本でツアーを実施。そして先頃、ソウルの往年の名曲9曲と、オリジナルの新曲5曲を収録したアルバムをレコーディングした。 その『Now And Then』は、3月19日に発売される。
オリジナルの新曲について、ポールは次のように語っている。
「ソウル・ステーションで素晴らしいライヴを行いながら、アルバムを制作しているうちに、バンドも曲も、過去だけに頼っていてはいけないと思い始めたんだ。それで、過去と現在とを継ぎ目なく滑らかに結び付けるような曲を書くことを目標に、新曲作りに着手した。自分が尊敬する大勢の人々から感想を聞いた限りでは、その使命は達成できたよ」
ポール・スタンレーがソウル・ステーションを立ち上げた時、バンドはライヴの場で抜群の魅力と実力を発揮、主に小規模かつ親密な雰囲気のあるクラブで活動を行ってきた。若かりし頃のポール・スタンレーに音楽的刺激を与えてくれた、数々の名曲ヒットに思いを巡らせながら、尊重と敬意を込めて演奏し観客に届けるには、そういった親密な舞台こそがふさわしいと彼もバンドも考えたのである。
「僕はフィリー・ソウルやモータウン等々といった音楽を聴きながら育ったんだ、偉大なイギリスのバンドを初めて色々と聴くようになったのは、そのずっと後のことでね。オーティス・レディングやソロモン・バークは、幸運なことに生で観ることも出来たんだよ。そういった音楽や曲の物語性は、辛い日々でも僕に力と希望を与えてくれた。あの時代の偉大な名曲は、大勢の人々にとって魔法の薬となる。それで僕は、自分達にも使えそうな魔法を探しに、あの時代に立ち返ったんだ」
ソウル・ステーション、バンド・メンバー
アレックス・アレッサンドローニ(音楽ディレクター&キーボード)
アレッサンドローニは、これまでにベイビーフェイスやホイットニー・ヒューストン、クリスティーナ・アギレラ、P!NK、ネリー・ファータド、リアン・ライムス、フェイス・エヴァンス、トニー・ブラクストン、ボビー・ブラウン、ナタリー・コール、マイク・パットンらをはじめとする数々のアーティスト達と、共演、ディレクター担当及び/もしくはレコーディング等を手掛けてきた。
ラファエル“ホッファ”モレイラ(ギター&バッキング・ヴォーカル)
モレイラは、P!NK、クリスティーナ・アギレラ、スティーヴン・タイラー、バックストリート・ボーイズ、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック、シェリル・クロウ、スティーヴィー・ワンダーらと共演、レコーディングを行ってきただけでなく、『ザ・ヴォイス』『アメリカン・アイドル』『ロック・スター: INXS』『ロック・スター: スーパーノーヴァ』といった数々のテレビ番組にも出演。
ショーン・ハーレー(ベース)
ハーレーは、ジョン・メイヤーをはじめ、ロビン・シック、アニー・レノックス、リンゴ・スターら、数多くのアーティストとレコーディング及びツアーを重ねてきた、LA拠点のベーシスト。
イーライ・ライズ(キーボード)
ライズは、人気番組『エレンの部屋』や『ジミー・キンメル・ライブ!』などのテレビ番組に出演。さらに、アダム・ランバート、メイシー・グレイ、マイク・ポスナーといったアクトに楽曲提供やプロデュースを行っている。また、当代の超大物プロデューサー達から頼りにされているセッション・プレーヤーとしても活躍中だ。
エリック・シンガー(ドラムス&バッキング・ヴォーカル)
シンガーは、20年以上にわたりKISSのメンバーとして活動。KISSのレコーディング及びツアーに参加し、世界中の何百万人ものファンを魅了してきた。また、ブライアン・メイやブラック・サバス、リタ・フォード、アリス・クーパーらともツアーを行っている。
レイ・イスラス(パーカッション)
イスラスは、クリスティーナ・アギレラ、ボニー・レイット、ジェニファー・ロペス、バックストリート・ボーイズらを含む、数多くのプラチナ獲得アーティスト達と世界ツアーを回り、共演。現代音楽界では随一の優れた腕を持つパーカッショニストだ。スティーヴィー・ニックス、マルティナ・マクブライド、カルロス・サンタナらと共に、『サタデー・ナイト・ライブ』『オプラ』『アメリカン・アイドル』『ザ・トゥナイト・ショー』『レイト・ナイト・ウィズ・デヴィッド・レターマン』など、多数の全米ネットワーク番組に出演を果たし、現在はシカゴのツアー・メンバーとしても活動中。
ジョン・パーペンブルック(トランペット)
パーペンブルックは、リード・トランペットとして、幾人か例を挙げただけでも、ナタリー・コールやアレサ・フランクリン、ポール・アンカ、フランキー・アヴァロンらといった面々と共演してきた。また彼は、ハリー・ジェームス・オーケストラ、ルイ・ベルソン・ビッグ・バンド、バディ・リッチ・ビッグ・バンド等でもリードを担当してきた他、様々なテレビ番組、映画、レコーディングで活躍している。
ギャヴィン・ローン(バッキング・ヴォーカル)
彼は、ピットブル、ニック・ジョナス、スティーヴィー・ワンダー、トレイ・ソングス、ジャスティン・ティンバーレイク、アッシャー、ベイビーフェイスらとツアー/ステージを同じくし、現在はザ・ギャップ・バンドのリード・ヴォーカルを担当。 ギャヴィンはまた、グラミー賞に7度ノミネートされたキーシャ・コールのヒットシングル「Party Ain’t A Party」にも参加している。
クリスタル・スター(バッキング・ヴォーカル)
スターは、ジェシカ・シンプソン、スティーヴィー・ワンダー、カニエ・ウェスト、アリアナ・グランデらのバッキング・ヴォーカルを務めてきたほか、『アメリカン・アイドル』やブロードウェイ・ミュージカル『ベイビー・イッツ・ユー』にも出演。『ザ・ヴォイス』のバックグラウンド・ヴォーカリストでもある。
ローラン・ベアート(バッキング・ヴォーカル)
ロサンゼルス音楽シーンのベテランであるベアートの履歴には、ヴィデオ・ミュージック・アワードからアカデミー賞まで、様々なアーティストと共にステージに立った数々の授賞式に加え、トリー・ケリーからジョン・レジェンドまで、数々のアーティスト達との共演が含まれている。
ポール・スタンレーズ・ソウル・ステーション『Now And Then』
2021年3月19日発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify
【収録曲】
1. Could It Be I’m Falling In Love ※スピナーズ
2. I Do
3. I, Oh I
4. Ooo Baby Baby ※スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ
5. O-O-H Child ※ファイヴ・ステアステップス
6. Save Me (From You)
7. Just My Imagination (Running Away With Me) ※テンプテーションズ
8. Whenever You’re Ready (I’m Here)
9. The Tracks Of My Tears ※スモーキー・ロビンソン
10. Let’s Stay Together ※アル・グリーン
11. La-La – Means I Love You ※デルフォニックス
12. Lorelei
13. You Are Everything ※スタイリスティックス
14. Baby I Need Your Loving ※フォー・トップス
※印は、オリジナルのアーティスト
無印は、ポール・スタンレーが書き下ろしたオリジナルの新曲
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