“ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”の8タイトルが一挙発売決定
ポール・マッカートニー自身の監修のもと制作される”ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”の最新作として、11月17日にMPL/キャピトル/ユニバーサル・ミュージックから、『マッカートニー』、『ラム』『バンド・オン・ザ・ラン』『ヴィーナス・アンド・マース』『スピード・オブ・サウンド』『マッカートニーII』、『タッグ・オブ・ウォー』、『パイプス・オブ・ピース』の8タイトルが発売されることが発表となった(日本版については後日発表予定)
グラミー賞を複数回受賞するなど、高い評価を受けている”ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”。今回MPL/キャピトル/ユニバーサル・ミュージックからリリースされるのは、既に同コレクションでリリースされている8タイトルのリパッケージ・ヴァージョンで、1CD(デジパック仕様)、ブラック・ヴァイナル仕様の180g重量盤LP、そしてUniversal Music Store限定発売のカラー・ヴァイナル仕様の180g重量盤LPの3フォーマットで発売される。
LPレコードのジャケットは、いずれもオリジナル・アートワークを復刻しものになっており、さらにそれぞれのアルバムの音源を入手できるダウンロード・カードが封入されている。
今回、発売されるのは以下の8タイトル(括弧内はUniversal Music Store限定発売のカラー・ヴァイナル仕様の色)。
- ポール・マッカートニー『マッカートニー』(レッド)
- ポール&リンダ・マッカートニー『ラム』(イエロー)
- ポール・マッカートニー&ウイングス『バンド・オン・ザ・ラン』(ホワイト)
- ウイングス『ヴィーナス・アンド・マース』(レッド&イエロー)
- ウイングス『スピード・オブ・サウンド』(オレンジ)
- ポール・マッカートニー『マッカートニーII』(クリア[透明])
- ポール・マッカートニー『タッグ・オブ・ウォー』(ブルー)
- ポール・マッカートニー『パイプス・オブ・ピース』(シルヴァー)
■”ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”とは?
“ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”は2010年11月2日に始まっている。シリーズ第1弾としてリリースされたのはポール・マッカートニー&ウイングスの1973年の重要作『バンド・オン・ザ・ラン』で、同作は2010年のグラミー賞で、”Best Historical Album(最優秀歴史的アルバム)”賞を受賞。また2013年にリリースされた『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』(オリジナル発売1976年)の”コレクターズ・デラックス・エディション・ボックス・セット”は、同年のグラミー賞の”Best Boxed or Special Limited Edition Package(最優秀ボックス・セット/スペシャル・リミテッド・エディション・パッケージ)”賞を受賞している。\
現時点での”アーカイヴ・コレクション”の最新作は、今年ラインナップに加わった『フラワーズ・イン・ザ・ダート』(ポールの8作目のスタジオ・アルバムに当たる)で、ローリング・ストーン誌には、同作を「聴き応えのある…非凡な記録」と称賛。また、オブザーヴァー誌は「おそらくは1989年のAORの世界から生まれた最高傑作」と称え、「その魅力を(”アーカイヴ・コレクション”で)再発見できることはこの上ない喜びである」と評している。
今後、リリースされる諸作を含め、”ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”のシリーズ名を冠したタイトルは、すべてポール・マッカートニー自身の監修の下で制作されている。リマスター作業からアートワークに至るまで彼はすべての過程に監修者として関わり、アルバム未収録曲やアウトテイク、写真や映像といった素材の提供といったかたちでもシリーズに自ら貢献している。音楽の世界で誰よりも大きな成功を収めたソングライター/レコーディング・アーティストが、40年以上に及ぶ歩みの中で残してきた傑作群を網羅する”ポール・マッカートニー・アーカイヴ・コレクション”――このシリーズほど、スケールが大きく、またアーティスト自身の深い関与が認められる例は、きわめて稀なのである
- ポール・マッカートニー アーティストページ
- ポール・マッカートニー、フー・ファイターズの新作にドラムで参加
- ナイジェリアで録音されたウィングスの最高傑作『Band On The Run』
- ポール・マッカートニー『Flowers In The Dirt』未公開写真
- どのザ・ビートルズのヒット曲より売れたポール・マッカートニーの曲は?