ソウル・クラシックスに新たな命を吹き込むSTAXレコード設立60周年キャンペーン
アイコニックなソウル・レーベル STAXレコードが設立60 周年を迎える。ユニバーサル ミュージックが受託を受けているコンコード・ミュージック・グループとワーナー・ミュージック・グループのカタログ部門、ライノ・エンターテイメントがタッグを組み設立60周年キャンペーンを実施する。この2つのタッグは、アトランティック・レコードが1967年にSTAX レコードと分裂して以来初のコラボレーション。
このキャンペーンはアメリカでは5月19日から、他の地域では6月9日にリリースされるSTAX CLASSICSシリーズ、10作品からスタート。このシリーズは、STAXを代表する10アーティストによる代表曲、各11~12曲を収録した新しいベスト盤シリーズとなる:オーティス・レディング、ウィリアム・ベル、ジョニー・テイラー、カーラ・トーマス、ブッカー・T &ザ・ MGs、ドラマティックス、アルバート・キング、サム &デイヴ、「 アイザック・ヘイズ、ステイプル・シンガーズなど。輸入盤CDとデジタル、ストリーミングでのリリース。
このSTAX設立60周年キャンペーンは、定番のヒット曲や、レアリティーズをフィーチャーしたヒット・コンピレーション・シリーズ、アナログ盤、デジタル・ハイレゾ・リマスター、デラックス・ボックス・セットなどの発売で続いていく。上記のアーティストに加え、マーブル・ジョンやマッド・ラッズなど他のSTAXの偉大なアーティストたちも含まれる予定だ。
この1年を通して、コンコードとライノそれぞれから、STAXを代表するオリジナル・アルバムの名盤をアナログでリリースする。オーティス・レディングとカーラ・トーマスによる『King & Queen』の50周年記念盤(ライノ)、メルヴィン・ヴァン・ピーブルが監督・脚本・制作・音楽・出演も務めた1971年のブラックスプロイテーション映画(*訳注:1979年代の黒人層を対象にした映画のジャンル)『スウィート・スウィート・バック』のサウンドトラック(コンコード)、4人組ヴォーカル・グループ、マッド・ラッズのフロント・マンゲイリー・ウィリアムズ のレアなソロ・アルバム『ジョン・ゲイリー・ウィリアムズ』(コンコード)、そして1965年のオーティス・レディングの名盤 『The Great Otis Redding Sings Soul Ballads(邦題:ソウル・バラードを歌う)』(ライノ)などの発売が予定されている。
また8月には、アイザック・ヘイズの4枚組アンソロジー『The Spirit of Memphis (1962-1976)』をこのソウル・マンの75歳の誕生日を祝いリリースすることが予定。その他、ライノやコンコードは、STAX 60周年記念3枚組コンピレーションCDや、ファンには大好評の『コンプリート・スタックス・ヴォルト・シングル』ボックス・セット・シリーズに新たにVol.4の発売も予定されている。Vol.4にはSTAX、VOLTのみならず、ENTERPRISE、HIP、CHALICE、GOSPEL TRUTHなどからリリースされたシングルも収録されるとのこと。
ライノとコンコードは共に、デジタル・リリースも精力的に行い、ハイレゾやMFit(iTunes用のマスタリング)でのフォーマットでもリリースを予定している。また可能な限り多くのアルバムで、デジタルやストリーミング形式でのリリースを予定している。
「STAXのカタログには、音楽的に最も素晴らしく、最も文化的に重要なアルバムやシングルがあり、設立60年後のいまなお音楽ファンと共鳴し続けています」とライノ・エンターテイメントの社長マーク・ピンカスは語る。「STAXのレガシーにおいてこのような大切な瞬間に、コンコードのチームとパートナーシップを結んで新たに幅広いラインナップのリリースをすることできることにワクワクしています」。
コンコード・ミュージック・グループの親会社であるコンコード・バイシクル・ミュージックのカタログ・チーフを務めるシグ・シグワースは「STAXにはソングライター、ミュージシャン、シンガー、そして世界中のファンたちといった人々をつないできた素晴らしい歴史があります。その伝統を引き継ぎ、僕たちがマークと彼のチームと一緒に両サイドで協力しながらこの素晴らしいカタログ群をソウルズヴィル誕生60周年を祝いながらリリースすることができてとても光栄です」と付け加えた。
- ユニバーサルミュージック <STAX60周年記念>特設サイト
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- STAX RECORDS 公式FACEBOOK (英語)
- ザ・ソウルズヴィル・ファウンデーション公式HP (英語)