マルーン5の全米No.1アルバム『V』10周年を記念したアナログ盤が8/31発売。特設サイトも公開

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Maroon 5 circa 2014 - Photo: Kevin Winter/PMA2014/Getty Images for dcp

マルーン5(Maroon 5)が、アルバム『V』の発売10周年を記念した新たなアナログ盤のリリースを発表し、同アルバムの制作時期に焦点を当てたスペシャルサイトを公開した。

2024年8月31日に発売される新装盤LPには、「Animals」や「Sugar」などのヒット・シングルが収録されている。開設されたばかりのスペシャルサイトは、このアルバムの制作の舞台裏を紹介する5つのコンテンツで構成されており、現在までにうち2つが公開中だ。“V”のアイコンをクリックすると、アーティストのジョン・リーが、韓国で撮影したアルバムのジャケット写真のインスピレーションについて語っている。また、その左横のアイコンをクリックすると、アルバムのレコーディング・セッションからの未公開写真を閲覧できる。

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大成功となった5枚目のアルバム

マルーン5の5作目のスタジオ・アルバム『V』は、バンドのキャリア初期に彼らを成功へと導いたサウンドの要素を再び取り入れた。2013年末にギタリストのジェイムズ・ヴァレンタインがMTVに語ったところによると、『V』は、依然としてコラボレーションにはオープンで、成功をもたらしたポップな方向性を踏襲しながらも(シーアとグウェン・ステファニーがアルバムに参加している)、よりロックな雰囲気に回帰することを目指したという。「確かにサウンドは少しダークになったし、デビュー作でやっていた感じに少し戻ったかもしれない」と彼は語った。

実際サウンドの変化はさほど顕著なものではなかったかもしれないが、『V』にはそれ以外にも新たな要素が加わっていた。ソロ活動に専念するために2年間バンドを離脱していたリズム・ギタリストのジェシー・カーマイケルの復帰は、バンドが以前のダイナミクスを取り戻すきっかけとなり、その結果、ブレイクから10年を経て業界のベテランとなったバンドに重要な変化をもたらした。

2014年8月29日にリリースされた『V』は、チャートでの好成績は常態化していたものの、過去2作のアルバムでは首位獲得を逃していた全米アルバム・チャートで堂々のNo.1に返り咲いた。

『V』のレコーディング・セッションは、バンド・メンバーがプロモーションやツアー、その他の仕事をこなすため、通常より若干長く、1年に渡って行われた。アルバムのキャンペーンは、その過激且つ物議を醸すビデオと共に2014年6月にリリースされた「Maps」から始まった。バンドのデビュー作『Songs About Jane』に登場した、より大人向けの暗いテーマを扱った荒涼とした物語の中に、キャッチーでポップなメロディを組み合わせた「Maps」は全米で6位、全英で2位を記録している。

アルバムと同時にリリースされた「Animals」は全米3位を記録し、世界的にも大成功を収めた。フロントマンのアダム・レヴィーンがポップ・ヒットメーカーのベニー・ブランコとシェルバックと共作したこの曲のビデオは、またしても物議を醸すことになる。というのも一部が屠殺場で撮影された「Animals」のプロモーション・ビデオは不穏で強烈なそのイメージのため、一部の放送局では昼間の放送が禁止されたのだ。しかし、この騒動がこの強力な楽曲を長く低迷させることはなかった。

Written By Will Schube



マルーン5『V』
2014年8月29日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / SpotifyAmazon Music / YouTube Music



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