フランク・シナトラ最後のソロアルバム『L.A. Is My Lady』40周年記念盤から新MVを公開

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フランク・シナトラ(Frank Sinatora)の「If I Should Lose You」の公式ミュージック・ビデオが公開された。この映像は、1984年のドキュメンタリー『Portrait of a Lady』からのもので、クインシー・ジョーンズとオーケストラと共に録音されたシナトラの最後のソロ・スタジオ・アルバム『L.A. Is My Lady』のレコーディング風景を収めている。

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40周年記念盤

キャピトル・レコードとユニバーサル・ミュージック・エンタープライズ(UMe)は、『L.A. Is My Lady』の40周年を記念し、同アルバムの新装盤を10月25日にリリースする。アナログ盤は1984年にリリースされたLPの復刻盤で、オリジナル・トラックリストの全11曲が収録されている。デラックス盤CDとデジタル・アルバムには、3曲は未発表曲を含む6曲のボーナス・トラックが収録される。

これらの形態には、レコード会社の重役スタン・コーニンによるオリジナル・ライナーノーツに加え、レコーディング・セッションに参加した主要人物たちの回想録などを盛り込んだ、シナトラ関連著書のベストセラー作家チャールズ・ピグノーネによる新たなライナーノーツが収められる。

また、この新装盤に収録の「Mack the Knife」のヴァージョンは、1984年のセッションからシナトラのヴォーカルを復元したもので、アルバムのオリジナル・リリース以来初めて聴くことができる。これらの新ミックスは、長年シナトラのエンジニアを務めてきたラリー・ウォルシュによって制作された。

 

クインシー・ジョーンズとのコラボ作

『L.A. Is My Lady』はシナトラにとって57作目のアルバムであり、クインシー・ジョーンズとは、カウント・ベイシー楽団との『It Might As Well Be Swing』以来20年ぶり、2度目のコラボ作品となった。

同アルバムのセッションには、ジャズ・ギタリストのジョージ・ベンソン、ヴィブラフォン奏者のライオネル・ハンプトン、ピアニストのボブ・ジェームスを含むアンサンブルが参加。ソングライターのサミー・カーンは、シナトラのために 「Teach Me Tonight」と 「Until the Real Thing Comes Along」の新たな歌詞を提供した。

『L.A. Is My Lady』は全米アルバムチャートにランクインし、ジャズ・チャートではトップ10入りを果たした。アルバムのタイトル・トラックは、シナトラとロサンゼルスの繋がりを称えるもので、ナンシー・シナトラ、ディーン・マーティン、デイヴィッド・リー・ロス、エディ・ヴァン・ヘイレン、ドナ・サマー、ジェーン・フォンダ、トミー・ラソーダといった豪華顔ぶれがカメオ出演するミュージック・ビデオとともにリリースされた。

Written By Sam Armstrong



フランク・シナトラ『L.A. Is My Lady(Deluxe Edition / 2024 Mix)』
2024年10月25日発売
LP / CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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