フローレンス・アンド・ザ・マシーン、オーケストラとのライヴ盤を配信。デビュー作15周年企画

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今年9月、フローレンス・アンド・ザ・マシーン(Florence + The Machine)は、ジュールス・バックリーと彼のオーケストラとともにロイヤル・アルバート・ホールのステージに立ち、彼女の記念すべきデビュー・アルバム『Lungs』の15周年を祝うパフォーマンスを行った。クラシック音楽のコンサート・シリーズ“BBCプロムス”の一環として、このパフォーマンスの模様は英時間2024年10月19日にBBC TwoとiPlayerで放送される予定だ。

さらに、フローレンス・ウェルチとジュールスは、同コンサートを収録したライヴ・アルバム『Symphony of Lungs (BBC Proms at the Royal Albert Hall)』を10月25日にデジタル配信で、2025年にアナログ盤とCDでリリースすることを発表した。

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同コンサートは各メディアから軒並み5つ星の評価を受け、新たなアレンジとフローレンス・ウェルチの圧倒的なステージでの存在感が称賛された。フローレンス・ウェルチは、観客に向かって次のように語っていた。

「ジュールスの編曲を初めて聴いたとき、涙が出ました。このアルバムは感情をテーマにした作品ですが、まさか誰かがそこにさらなる感情を加えることができるなんて思ってもみませんでした。でも、ジュールスにはそれができたのです」

発売開始と同時に8万人のファンがチケットを求め、さらに2万人が公演当日の朝に発売された数少ないフロア席を手に入れようと試みたが、チケットはわずか7分で完売し、多くのファンが落胆した。幸運にもチケットを入手したファンは、フローレンスが血のように赤い、流れるようなロダルテのガウンで華麗なステージに立つのを目にした。オーケストラと聖歌隊の衣装はアレン&アドコックによるものだった。

また、フローレンス・ウェルチは次のような声明を発表している。

「ファースト・アルバムには長いタイトルをつけようといつも思っていました。“Under Heaven Over Hell”(略して“uh oh”)というアイデアもありました。でも、“Lungs”を思いついた時、これしかないと感じました。このアルバムは、まさに吐息であり、喘ぎであり、アイデアと影響の不協和音なのです。デビュー・アルバムがこれほどまでに急速に大きな反響を得るのは、計り知れないほどの祝福であり、同時に呪いでもあります。この作品(あるいは人が)がそれに耐えられるかは、誰にもわかりません。あれから15年と5作のアルバムを経て、再びこの作品に立ち戻ることができたことは、そして今でもこの作品が愛され続けていることは、本当に驚くべきことです。ジュールス・バックリーと彼のオーケストラと共にこのアルバムを再構築することは、非常に大きなカタルシス(心の浄化作用)をもたらす行為でした」

Written By Hannah Zwick



フローレンス・アンド・ザ・マシーン
Symphony of Lungs (BBC Proms at the Royal Albert Hall)

2024年10月25日発売




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