レディオヘッドのギタリスト、エド・オブライエンが7年かけて制作したEOB名義のデビューアルバム
レディオヘッド(Radiohead)のギタリスト、エド・オブライエンがEOB(読み方:イー・オー・ビー)名義として、7年の制作期間を経たソロ・デビュー・アルバム『Earth』を2020年4月17日にをリリースした。
アルバム『Earth』は、ブラジルで始まった。エドと彼の家族は、レディオヘッドのアルバム『The King of Limbs』を引っさげた2012年のツアー直後に、ブラジルへ引っ越した。そして、エドが2013年にリオのカーニバルに偶然出席したことが、彼の人生を変えるきっかけとなった。エドは、ファンへの手紙で当時をこう回想している。「光、メロディー、リズム、そして愛の爆発…僕にとって、音楽的発見の瞬間になった」と。
ブラジルでの経験によって活気づき、新しいインスピレーションに溢れたエドは、英・ウェールズへ帰国するなり、すぐさまレコーディングに取り掛かった。 伝説的音楽プロデューサーであるフラッドと、キャサリン・マークスの助けを借り、ボーカル、ギター、ベース、キーボード、パーカッション、そしてプログラミングを操った。
レディオヘッドで活動した30年間によって、エドには高水準の音楽協力者がおり今回のアルバム『Earth』には、ポーティスヘッドのギタリストのエイドリアン・アトリー、ウィルコのドラマーであるグレン・コッチ、伝説的ドラマーのオマー・ハキム、熟練したベーシストのネイザン・イースト、歌手のローラ・マーリング、ザ・インビジブルのデイブ・オクームー、アダム・セシル・バートレット、リッチー・ケネディ、そしてマルセロ・S・シルヴァ、そしてレディオヘッドのバンド・メイト、コリン・グリーンウッドらが参加している。
活力に満ちた見事なコレクションと、時に暗さを秘めたカラフルな楽曲によって生み出された『Earth』は、ウェールズの日常生活を通して映る、厳しい現実の集合点が、エドがブラジルでの経験によって手に入れた、楽観的な万華鏡のレンズを通して屈折して輝いている。
エドはこのアルバムについてこうコメントを寄せている。
「これらの曲は、愛の精神によって作曲され、世界中のみなさんの幸運を祈っています。 世界が困難な状況にある今、私のアルバムの中に少しでも希望と安らぎを見つけてもらえることを、心から願っています」
EOB 『Earth』
2020年4月17日発売
CD / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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