デフ・レパードがベン・E・キングのカバー「Stand by Me」を配信。全収益をLA山火事救済支援へ
デフ・レパード(Def Leppard)によるベン・E・キングの名曲カヴァーで、LA山火事の救済支援を目的としたチャリティー・シングル「Stand by Me」がデジタル配信でリリースされた。
このシングルの全収益は、先日の山火事の被災者を支援するロサンゼルスの慈善団体“FireAid”に寄付される。
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ヴォーカルのジョー・エリオットは声明で次のように述べている。
「ロサンゼルスとその周辺地域は、デフ・レパードのキャリアにおいて常に重要な役割を果たしてきました。バンドメンバーの何人が拠点を置いているだけでなく、アメリカでのリハーサルの拠点であり、私たちが初めてアメリカでライヴを行った街でもあります。この曲を捧げ、そのすべての印税をロサンゼルスの英雄たちに寄付できることを光栄に思います。被災者の方々を支援するために、これ以上ふさわしい曲はないでしょう」
このカヴァー曲はもともと、イギリスのNetflixで配信中の映画『Bank of Dave 2: The Loan Ranger』の劇中で起用されていた。
このシングルのリリースは、日本時間1月31日に開催された大規模なチャリティ・コンサート“FireAid”に続くものとなる。ロサンゼルスのキア・フォーラムとインテュイット・ドームで同時開催され、全世界へ生配信された同コンサートでは、ビリー・アイリッシュ、オリヴィア・ロドリゴ、レディー・ガガ、ロッド・スチュワート、スティングなど、豪華顔ぶれがパフォーマンスを披露した。“FireAid”によると、このチャリティー・コンサートやその他の直接的な寄付を通じて集められた資金は、アネンバーグ財団の助言のもと、短期的な被災者の救済活動や、今後の火災被害を防ぐための長期的な取り組みに使用される。
ロサンゼルス郡で発生した大火災がいまだ猛威を振るっているなか、多くの音楽業界の大物たちが声を上げ、被災者へリソースを共有している。
ザ・ウィークエンド、ビリー・アイリッシュ、アリアナ・グランデ、ショーン・メンデスらスターたちは、ソーシャルメディアを通じて被災者に心を寄せるメッセージを発信し、多くのファンに行動を呼びかけた。アリアナ・グランデは自身のインスタグラム_ストーリーで「壊滅的なロサンゼルスの火災の影響を受けたすべての人々に心を寄せています。現在、リアルタイムで被災者に対応している支援団体をいくつか共有します」と発信している(ビルボードより)。
Written By Hannah Zwick
デフ・レパード「Stand By Me」
2025年1月31日配信
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