ジェームス・ブラウンの“新曲”「We Got To Change」が2月16日に発売決定
最後のシングルの発売から20年以上を経て、ジェームス・ブラウン(James Brown)の新曲「We Got To Change」がリリースされることが明らかになった。
1970年8月16日にマイアミのクライテリア・スタジオで録音されたこの未発表曲は、現地時間 2024年2月19日と20日に米テレビ局A&Eで初放送される4部構成の最新ドキュメンタリー『James Brown: Say It Loud』に先駆け2月16日にリリースされる。
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新曲「We Got To Change」のレコーディング
新曲「We Got To Change」のレコーディングには、70年代から80年代にかけてのジェームス・ブラウンのバック・バンド“ザ・JBズ”の中心メンバーだったブーツィー・コリンズ、彼の兄であるキャットフィッシュ・コリンズ、、“ファンキー・ドラマー”ことクライド・スタブルフィールドらが参加している。
ジェームス・ブラウンの音楽史における位置づけを見ると、この曲は1970年初頭の「Sex Machine」や「Super Bad」、1970年後半から1971年初頭の「Talkin’ Loud and Sayin’ Nothing」「Get Up, Get Into It, Get Involved」「Soul Power」といったヒット曲を連発していた時期の録音となる。
最新ドキュメンタリー『James Brown: Say It Loud』
人種差別的内容であったジム・クロウ法の時代に南部で育ち、中学校1年生で学校を退学した落ちこぼれの少年から、歴史と文化に比類なき影響を与えるエンターテインメント界の伝説となるまでのジェームス・ブラウンの人生とキャリアの軌跡を辿る最新ドキュメンタリー『James Brown: Say It Loud』は、現地時間2024年2月19日と20日の2夜にわたってプレミア放送される。
本作には、未公開のアーカイブ・インタビューやパフォーマンス映像に加え、ザ・ローリング・ストーンズの伝説的フロントマン、ミック・ジャガー、クエストラヴ、ブーツィー・コリンズ、LL・クール・J、アル・シャープトン牧師、パブリック・エネミーのチャックD、ダラス・オースティン、ジミー・ジャム&テリー・ルイス、ジェームスの子供たちディアナ、ヤマ、ラリーといった、彼の家族、友人、ミュージシャン仲間や弟子たちのインタビューが収録されている。
『The Legacy of Black Wall Street』、『Versailles ’73: American Runway Revolution』のデボラ・ライリー・ドレイパーが監督を務める同ドキュメンタリーのエグゼクティブ・プロデューサーには、ミック・ジャガー、クエストラヴ、ブラック・ソート、ピーター・アフターマン、デヴィッド・ブラックマン、ビクトリア・ピアマン、ブルース・レズニコフ、ショーン・ジー、ザラ・ゾーマン、チャーリー・コーエン、マリ・ケイコ・ゴンザレスらが名を連ねている。
Written By Hannah Zwick
ジェームス・ブラウン「We Got To Change」
2024年2月16日発売
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