映画『レ・ミゼラブル』デジタルリマスター/リミックス版全国公開。その内容と出演者

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2012年12月に公開されると全世界で大ヒットを記録し、日本でも興行収入約60億円を突破したトム・フーパー監督による映画『レ・ミゼラブル』。

2024年12月27日から日本で初となるデジタルリマスター/リミックス版全国劇場公開にあわせて、公開当時に公開された作品、および登場人物紹介を掲載。

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ミュージカルの金字塔、舞台から いよいよスクリーンへ

1985年の初演以来、ロンドンで27年間にわたり上演が続き、今なおロングラン記録を更新し続ける『レ・ミゼラブル』。世界43カ国、21カ国語に翻訳され、6,000万人を超える観客を動員しているこの作品は、紛れもなく世界で最も愛されているミュージカルの最高峰だ。本作は、その舞台の興奮と感動を、超一級のキャストとスタッフの手によって丸ごとスクリーンに封じ込めて完全映画化。すべての人々に生涯忘れられない映画体験をもたらす、至高の感動作だ。

自分を偽る生き方を強いられながらも、人としての正しい道を模索し、波乱万丈の人生を歩むジャン・バルジャン。彼の心の旅を軸に多彩な登場人物の運命が交錯する本作は、絶望的な環境にあってもよりよい明日を信じ、今日を懸命に生き抜く人々の姿をリアルなまなざしで描き出す。その中心にあるのは、様々な形で表現される「真実の愛」だ。

離れて暮らす娘コゼットを思いやるファンテーヌの母の愛。バルジャンがコゼットに注ぐ無償の愛。コゼットのバルジャンに寄せる無垢な愛。コゼットと恋人マリウスの間に通い合う純愛。いくつもの愛のエピソードが、見る者の感情を揺り動かし、忘れがたい名場面の数々を作り出していく。

生きるのが難しい時代だからこそ輝きを増す人と人の絆。誰かのために生きることの尊さ。困難に立ち向かっていく勇気と、希望を持つことの大切さ。それらを高らかに謳いあげた『レ・ミゼラブル』― いまの私たちが心から欲し、共感できる映画がここにある。

 

舞台・映画の枠を超えて、超一流のキャストとスタッフが集結

ジャン・バルジャンを演じるのは、『X-MEN』などの映画スターであると同時にトニー賞に輝くミュージカル・スターとしても活躍するヒュー・ジャックマン。宿敵ジャベールには、『グラディエーター』のアカデミー賞スター、ラッセル・クロウ。コゼットには、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライド。彼女と恋に落ちるマリウスには、『マリリン 7日間の恋』のエディ・レッドメイン。コゼットの里親であるテナルディエ夫妻には、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のヘレナ・ボナム=カーターとサシャ・バロン・コーエン。そして、コゼットの母ファンテーヌには『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイが扮し、張り裂けそうな想いを熱唱する。

監督は、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞監督賞を受賞した名匠トム・フーパー。製作には、舞台版の生みの親でもあるキャメロン・マッキントッシュが名を連ねている。製作者がこだわったのは、実際にキャストが歌いながら撮影する方法。通常ミュージカル映画の撮影は、事前に歌をレコーディングしておき、その歌に合わせて口パク演技をするが、それでは気持ちの高ぶりや心の揺れ動きが表現できないと、全編、ライブでの撮影を敢行した。

役者の感情のほとばしりがそのまま歌声となって溢れ出て、セリフのように自然に奏でられる“生”歌のパワーが、誰も経験したことのないライブ体験へと誘う。ここには、歌でしか語れない感情、言語の壁を超えて共有できる感動がある。


映画「レ・ミゼラブル」をもっと知るために!(人物紹介)

ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)

姉の子供の為に1本のパンを盗んだ罪で投獄され、19年間服役する。人間社会を憎悪していたが、司教に出会って改心し、人徳と財力を備えた市長となる。

 

ジャベール(ラッセル・クロウ)

“法が全て”という信念のもと、仮出獄のまま逃亡したバルジャンをとことん追い続ける冷酷な警部。

 

ファンテーヌ(アン・ハサウェイ)

妊娠中に恋人に捨てられ、娘を育てるためにバルジャンの工場で働くが、生活苦のため娼婦へと身を落としてしまう。

 

コゼット(アマンダ・セイフライド)

里親のテナルディエ夫妻から酷い仕打ちを受けるが、バルジャンに深い愛情を注がれ、美しい女性へと成長する。

 

マリウス(エディ・レッドメイン)

コゼットに一目惚れし恋に落ちるが、やがて始まる革命に身を投じることに…

 

マダム・テナルディエ(ヘレナ・ボナム=カーター)

幼少時代のコゼットを執拗に苛めていた。夫と共に金持ちを食い物にして生きる。

テナルディエ(サシャ・バロン・コーエン)

宿屋の亭主。養育費と称しファンテーヌから不当なまでの金額を搾取していた。

 

エポニーヌ(サマンサ・バークス)

マリウスのコゼットへの恋を成就させるため、自らの想いを隠して彼に尽くし続ける。

 

アンジョルラス(アーロン・トヴェイト)

革命を志す学生たちのリーダー。

 

司教(コルム・ウィルキンソン)

バルジャンの罪を赦し、彼の魂を救う。


『レ・ミゼラブル~サウンドトラック <デラックス・エディション>』
2013年3月18日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music


映画情報

『レ・ミゼラブル デジタルリマスター/リミックス』

上映日:2024年12月27日
製作国:イギリス上映時間:158分
配給:東宝東和
公式サイト



 

 

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