モービー、新アルバムよりデヴィッド・ボウイの名曲「ヒーローズ」をカヴァーしたシングルを配信開始
エレクトロニック・ダンス・ミュージックのパイオニア、シンガーソングライター、マルチ・インストゥルメンタル奏者、DJ、キュレーター、作家という、多岐に亘るキャリアを持つモービーが先月リリースした最新アルバム『リプライズ』からのデジタル・シングル「ヒーローズ feat.ミンディ・ジョーンズ」の配信が開始。モービーの公式YouTubeチャンネルから、日本語字幕でも楽しめるメイキング・ビデオも公開となった。
「ヒーローズ」は、デヴィッド・ボウイが1977年に発表した同名アルバムのリード・シングルで、ブロンディやピーター・ガブリエル、デペッシュ・モードやモーターヘッドなど、数多くのアーティストによってカヴァーされてきた。
そんな不朽の名曲である「ヒーローズ」を、モービーはシンプルなアコースティック・ギター、ピアノ、そしてオーケストラを加えアレンジ。歌唱には、アメリカのシンガーソングライター、ミンディ・ジョーンズを迎え、美しく、シンプルで繊細なパフォーマンスを披露している。
モービーは「〈ヒーローズ〉はこれまでに書かれた最も偉大な曲の1つであることを理解しているのに、なぜ私にこの曲のカヴァー・ヴァージョンを作る傲慢さや大胆さがあるのだろうか、ということだと思う」と述べた上で、「それは、僕が〈ヒーローズ〉が大好きだからだ。デヴィッド・ボウイは私の友人であり、隣人でもあった。2001年のある素晴らしい朝、彼と2人で私の家のリビングルームに座り、このアコースティック・ヴァージョンを一緒に演奏した。だからこそ、このレコーディングは私の友人であるデヴィッドへのラブレターだと言える」とコメントを寄せている。
アルバム『リプライズ』は、モービーの30年にも及ぶキャリアの中で創造された代表作をオーケストラ・アレンジで収録。最古の名門レーベル、ドイツ・グラモフォンよりリリースしたもの。
収録曲には、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』で話題となった「ポルセリン」をジム・ジェイムズと、「ナチュラル・ブルース」ではグレゴリー・ポーターとアミシスト・キア、「ザ・ロンリー・ナイト」ではクリス・クリストファーソンとオリジナル・ヴォーカリストのマーク・ラネガン、さらに「ゴッド・ムーヴィング・オーヴァー・ザ・フェイス・オブ・ザ・ウォーターズ」ではピアノの革命児と称されるヴィキングル・オラフソンとのコラボレーションなど、他豪華アーティストが参加。モービーの名曲が計14曲収録され、「ヒーローズ」はアルバムの中での唯一のカヴァー楽曲となっている。
■リリース情報
2021年5月28日発売
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