クラウス・マケラ、新作はストラヴィンスキー《ペトルーシュカ》とドビュッシー。3月にリリース。
若手指揮者、クラウス・マケラが2021年より音楽監督を務めるパリ管弦楽団との新作『ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》/ドビュッシー:《遊戯》《牧神の午後への前奏曲》』のリリースされることが決定した。3月8日(金)よりデジタル配信開始、MQA-CDxUHQCD仕様の国内盤CDは3月27日(水)に発売される。
クラウス・マケラは28歳の若さにしてパリ管弦楽団の音楽監督、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、オランダの名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の芸術パートナーを務める若手指揮者。2027年からは、10年契約でコンセルトヘボウ管の首席指揮者への就任も決定しているほか、今年3月にはニューヨークのカーネギーホールでのデビューも控えており、世界中の名門オーケストラ、コンサートホールからの熱烈なオファーが止まらない。
パリ管との録音第2弾となる今作は、ストラヴィンスキー作曲《ペトルーシュカ》のライヴ録音と、ドビュッシー作曲《遊戯》と《牧神の午後への前奏曲》をすべてパリ管の本拠地、フィルハーモニー・ド・パリで録音している。昨年7月、マケラ率いるパリ管がフランスのエクス=アン=プロヴァンス音楽祭で披露した《ペトルーシュカ》は、「マケラの指揮は、かつてないほど自由で柔軟…」(ル・フィガロ紙)「リズムの正確さ、華麗さ、ユーモアがペトルーシュカに翼を与えた」(レゼコー紙)と好評を集めた。
前作『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》《火の鳥》』に続き「バレエ・リュス」作品を選曲したマケラは、今作について「《ペトルーシュカ》は、私が初めて指揮したストラヴィンスキーのバレエ作品です。初めて聴いたときからその素晴らしい物語と色彩に惚れこみ、私にとって非常に思い入れ深い作品です。《春の祭典》のような野太さや、《火の鳥》ような後期ロマン派の雰囲気はなく、他のバレエ・リュスの音楽とは一風変わった響きがあります。実に画期的なのは、ストラヴィンスキーが、自身の魅力的な想像力を表現する和声言語です。音楽の流れひとつひとつに物語があり、非常にカラフルで素晴らしい作品です」とコメントしている。
尚、アルバム発売に先駆けて、「バレエ《ペトルーシュカ》(1947年版)」から「ロシアの踊り」が配信されている。
■リリース情報
クラウス・マケラ『ストラヴィンスキー:《ペトルーシュカ》/ドビュッシー:《遊戯》《牧神の午後への前奏曲》』
デジタル配信:3月8日(金)/国内盤CD:3月27日(水)発売
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