「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門受賞ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンの新作が発売

Published on

先日、第33回「高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門受賞者に選ばれたピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンのニュー・アルバム『シマノフスキ:ピアノ作品集』が本日発売になった。

高松宮殿下記念世界文化賞は、1988年に日本美術協会によって創設され、以来世界的に顕著な業績をあげた芸術家に毎年授与される賞。今年の音楽部門ではクリスチャン・ツィメルマンが世界的に影響を与える音楽性と、最高レベルの演奏家として活躍した、揺るぎない人間性を称えられ、音楽部門賞を受賞した。

1978年の初来日以来、度々日本でリサイタル、協奏曲、室内楽の公演を行い、多くのファンを魅了してきたツィメルマン。今作は同郷の作曲家、カロル・シマノフスキの生誕140周年を記念し、ツィメルマンが28年をかけて研究を重ね、録音に挑んだアルバム。

「9つの前奏曲 作品1」から4曲、「ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10」、第一次世界大戦中に書かれた「仮面劇 作品34」、そして民謡をモチーフとした「20のマズルカ作品50」から4曲を収録。前奏曲、マズルカと変奏曲は、ツィメルマンの友人である世界的な音響学者の豊田泰久博士が設計した広島県・福山市のふくやま芸術文化ホールで今年6月に録音された。さらに、1994年にツィメルマンが初めて録音したシマノフスキの作品《仮面劇》の未発表音源も収録している。


■リリース情報

クリスチャン・ツィメルマン『シマノフスキ:ピアノ作品集』 
2022年9月30日 発売
iTunes / Amazon Music / Apple Music / Spotify


Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了