ギタリスト村治佳織7年振りのベスト・アルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』が12月リリース決定

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© Ariga Terasawa

日本を代表するギタリストの一人、村治佳織が自身で選曲したベスト・アルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』が、2021年12月1日(水)に発売されることが決定した。アルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』は、「ムーン・リバー」や「戦場のメリークリスマス」「アルハンブラの想い出」など、 近年リサイタルなどでよく弾くレパートリーを中心に 、誰もが聞き馴染みのある親しみ易い名曲を村治佳織本人が選曲した。

村治は、「コロナ禍では気軽に人と会うことが制限されリモート形態も加速しましたが、どんな形であろうと人同士が”繋がる”ことの大切さをあらためて多くの方が感じていると思います。このアルバムには、励ましや癒やしも感じられる心の琴線に触れるメロディに溢れた曲たちを選びました。人と人の繋がりに音楽の力を……。私自身、音楽から日々力をもらっていますので、聴いてくださる方にも力を届けたい」と選曲への想いを語った。

アルバム・タイトルも村治自身が名付けた。タイトルに関しては、「タイトルの“トゥ”のあとに大切な方のお名前を書き込んでいただいてギフトとして贈っていただく……そのような使い方もしていただけるベスト盤になればという思いもあって『ミュージック・ギフト・トゥ』としました」とコメントしている。

また、今作には新録音1曲が特別収録される予定。曲は新しくアレンジされたミュージカル《キャッツ》の「メモリー」。レコーディング・プロデューサーは、長年の共演パートナーでもあるギタリストで弟の村治奏一が務める。

ベスト・アルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』は初回限定盤と通常盤の2形態。初回限定盤には、通常盤ジャケットとは違う写真を使用した特製スリーヴケースが付くほか、2019年にチームラボボーダレスで開催された「Yellow Lounge Tokyo 2019」でのライヴ映像2曲を収めたボーナスDVDと、新しく撮り下ろした写真満載の特製フォト・ブックレットが付き、村治の様々な表情が映像と写真で楽しめる内容になっている。


■リリース情報

2021年12月1日発売
村治佳織『ミュージック・ギフト・トゥ』
初回限定CD / 通常版CD


■アーティスト情報

© Ariga Terasawa

村治佳織 Kaori Muraji, guitar

幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でデビューCD『エスプレッシーヴォ』をリリース。1994年日本フィルハーモニー交響楽団と共演、協奏曲デビューを果たす。1995年イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして同行後、翌年にはイタリア本拠地トリノでの同楽団定期演奏会に招かれ、その模様がヨーロッパ全土に放送され好評を博す。1999年には、『アランフエス協奏曲』の作曲者ホアキン・ロドリーゴの前で、マエストロの作品を演奏する機会を得る。

フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントから CD『カヴァティーナ』など9タイトル、DVD『コントラステス』をリリース。国内活動はもとより、韓国では2000年の初リサイタル後も定期的に演奏活動を行い、中国やベトナムなどアジア諸国にも活動の場を広げている。

その後NHK交響楽団ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演を多数重ね、2003年英国の名門クラシック・レーベル DECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第一弾アルバム『トランスフォーメーション』は、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈洋楽〉を受賞。これまでに DECCAよりCD13枚、DVD2枚をリリース。CD『ラプソディー・ジャパン』には「バガモヨ〜タンザニアにて」等、自身の作曲作品4曲を収録、前作CD『シネマ』には自身の編曲が2曲収められている。

これまでに、伊藤園・充実野菜、トヨタ自動車・アリオンのテレビ CMの出演や、ミキモトのイメージキャラクターに起用されるなど、メディアへの登場も多い。他にはNHK- Eテレ『テレビでフランス語』に出演、 J-WAVE( FM)『三菱地所 CLASSY CAFE』、『The  Players』、『RINREI  CLASSY LIVING』などでナビゲーターを務めた。

2014年10月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』でメイン・テーマ曲を演奏。2015年4月NHK- BSプレミアム『祈りと絆の島にて 村治佳織 長崎・五島の教会を行く』に出演。2021年5月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『いのちの停車場』では、エンディング・テーマを作曲した。

また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、第8回村松賞(1996)、第9回ホテルオークラ音楽賞、2017年度ベストドレッサー賞(学術・文化部門)などを受賞している。


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