村治佳織のベスト・アルバムより「メモリー」先行配信スタート、ミュージック・ビデオ公開
ギタリスト、村治佳織が自身で選曲した7年ぶりのベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』より、新録音された「メモリー」の配信が本日スタート。ミュージック・ビデオも公開された。
この「メモリー」は、ミュージカル『キャッツ』の代表的ナンバーのカバーとなっており、今回は、村治佳織の弟で、第一線のギタリストとして活躍している村治奏一がレコーディング・プロデューサーを務めた。
「メモリー」について村治佳織は「先日、レコーディングした音源が手元に届き、旅行中の車の中でスマホから流して聴いてみました。その時に一緒に旅していた友人の赤ちゃんが、音のするスマホにすっと手を伸ばしたばかりか、それまで少しぐずっていたのが、すっと泣き止んだのです。。。これは、”メモリー”がもたらしてくれた印象的な日常のワンシ一ンのひとつですが、今後、メモリーがどんなシチュエーションでどんな方々がお聴きくださるのか楽しみでなりません。2021年ギターソロ版”メモリー”が、お聴きくださる方のお心に、優しく寄り添うものとなりますように」と語っている。
「メモリー」が収録されたベストアルバム『ミュージック・ギフト・トゥ』は12月1日に発売となるが、このアルバムの発売を記念して、オンライン・イベントが開催されることも本日発表となった。
CD購入者を対象にしたイベントで、アルバム全形態の初回プレス分に封入されるチラシに記載されているシリアルコードを応募サイトに入力し、エントリーすると、もれなく視聴できる。また、応募者の中から抽選で30名様に、当選者の名前を入れた村治佳織直筆サイン入りブックレットがプレゼントされることとなっている。
オンライン・イベントは12月17日(金)20時スタート予定。村治佳織のトークに加え、ミニライブも開催される。応募締め切りは12月12日(日)。
■アーティスト情報
幼少の頃より数々のコンクールで優勝を果たし、15歳でデビューCD『エスプレッシーヴォ』をリリース。1994年日本フィルハーモニー交響楽団と共演、協奏曲デビューを果たす。1995年イタリア国立放送交響楽団の日本ツアーにソリストとして同行後、翌年にはイタリア本拠地トリノでの同楽団定期演奏会に招かれ、その模様がヨーロッパ全土に放送され好評を博す。1999年には、『アランフエス協奏曲』の作曲者ホアキン・ロドリーゴの前で、マエストロの作品を演奏する機会を得る。
フランス留学から帰国後、積極的なソロ活動を展開。ビクターエンタテインメントから CD『カヴァティーナ』など9タイトル、DVD『コントラステス』をリリース。国内活動はもとより、韓国では2000年の初リサイタル後も定期的に演奏活動を行い、中国やベトナムなどアジア諸国にも活動の場を広げている。
その後NHK交響楽団ほか国内主要オーケストラ及び欧州のオーケストラとの共演を多数重ね、2003年英国の名門クラシック・レーベル DECCAと日本人としては初の長期専属契約を結ぶ。移籍第一弾アルバム『トランスフォーメーション』は、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー〈洋楽〉を受賞。これまでに DECCAよりCD13枚、DVD2枚をリリース。CD『ラプソディー・ジャパン』には「バガモヨ〜タンザニアにて」等、自身の作曲作品4曲を収録、前作CD『シネマ』には自身の編曲が2曲収められている。
これまでに、伊藤園・充実野菜、トヨタ自動車・アリオンのテレビ CMの出演や、ミキモトのイメージキャラクターに起用されるなど、メディアへの登場も多い。他にはNHK- Eテレ『テレビでフランス語』に出演、 J-WAVE( FM)『三菱地所 CLASSY CAFE』、『The Players』、『RINREI CLASSY LIVING』などでナビゲーターを務めた。2014年10月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』でメイン・テーマ曲を演奏。2015年4月NHK- BSプレミアム『祈りと絆の島にて 村治佳織 長崎・五島の教会を行く』に出演。2021年5月に全国ロードショーとなった吉永小百合主演映画『いのちの停車場』では、エンディング・テーマを作曲した。
また受賞歴も多く、第5回出光音楽賞、第8回村松賞(1996)、第9回ホテルオークラ音楽賞、2017年度ベストドレッサー賞(学術・文化部門)などを受賞している。
■リリース情報
2021年12月1日発売
村治佳織『ミュージック・ギフト・トゥ』
CD / Amazon Music / Apple Music / Spotify
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