ジョン・ウィリアムズ、90歳の誕生日を祝い、小澤征爾、久石譲らからお祝いコメントが到着
ジョン・ウィリアムズが本日、90歳の誕生日を迎えた。50年以上にわたり映画音楽のトップランナーとして活躍を続けるレジェンドの誕生日を祝い、ジョン・ウィリアムズの音楽を愛する著名人からお祝いのコメントが到着。公開された。
今回、コメントを寄せたのは、石丸幹二(俳優・歌手)、上原ひろみ(ピアニスト)、小澤征爾(指揮者)、原田慶太楼(指揮者)、久石譲(作曲家)、村治佳織(ギタリスト)、よしひろまさみち(映画ライター)という 映画音楽・クラシック音楽に精通する7名 (50音順・敬称略)。
ジョン・ウィリアムズと親交が厚い小澤征爾は、ジョン・ウィリアムズが最初、指揮するのをためらっていたことを明かし、現在、指揮者としてもすばらしい作品を残しているジョン・ウィリアムズに賛辞を贈った。
お祝いコメント全文は以下。
また、ジョン・ウィリアムズの誕生日を記念して、本日2月8日(火)20時から、ジョン・ウィリアムズの演奏シーンが楽しめるスペシャル映像がユニバーサルミュージックの公式YouTubeチャンネルでプレミア公開されることが決定した。
ジョン・ウィリアムズ 90th Birthday 『ライヴ・イン・ベルリン』プレミア上映と題し、2月4日に発売された『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ベルリン』 から「帝国のマーチ(『スター・ウォーズ エピソード5/ 帝国の逆襲』から)」など厳選された珠玉の演奏シーンを配信。アーカイブは予定されておらず、1回限りの配信となる。視聴者だけの特典も用意されている。
ジョン・ウィリアムズがベルリン・フィルへの指揮デビューを果たし、演奏前からスタンディング・オベーションが起こったコンサートの熱狂の様子を是非この機会にYouTubeで楽しんでいただきたい。
ジョン・ウィリアムズ 90th Birthday 『ライヴ・イン・ベルリン』プレミア上映
日時:2月8日(火)20:00
※アーカイブはありません。
お祝いコメント (50音順・敬称略)
石丸幹二(俳優・歌手)
偉大なるジョン・ウィリアムズ。
彼との出逢いは、中学生の頃。吹奏楽部だった僕は「スター・ウォーズ」の出現に有頂天になった。
それからずっと、彼の映画音楽は僕のヒーローだった。カッコ良くて、痺れるものばかり。音楽と一緒に空も飛べたし、魔法も使えたし、泣けもした。
もう90歳だって?!
いや、今も変わらず僕の太陽、大いなるパワーの源だ。
上原ひろみ(ピアニスト)
Happy 90th Birthday Mr. John Williams!!
いつも音楽で素晴らしい情景と夢を見せ続けてくれるジョン。
彼の音を聞けば、その瞬間のときめきを思い出させてくれて、目は輝き、笑顔がこぼれる。
本当にフォースが使えるジョン。
ぜひヨーダのように長生きしていただきたいです。
小澤征爾(指揮者)
ジョンへ
Happy happy 90th Birthday !
思えば知り合って50年以上!
タングルウッドで、それからもちろんボストンでの楽しい思い出がよみがえってきます。
最初に出会った頃、ジョンは指揮するのをためらっていたのに、
それが90歳を前に、ベルリンに飛んでベルリン・フィルを指揮するとは!
君はずっと大切な友であり、ほんとうに特別な仲間です。
また一緒に音楽をしよう。
With much love and deep respect,
Seiji
原田慶太楼(指揮者)
HAPPY BIRTHDAY MAESTRO!
ジョンの音楽は聴こえた瞬間、そのメロディーを初めて聴いた時の
思い出や感動を呼び起こす魔法の力をもっている。
世界中に感動をありがとう!
ジョンの音楽を演奏出来る私たち音楽家は本当に幸せです。
この世で一つしかないJWサウンドをこれからもプレゼントしてください。
久石譲(作曲家)
ジョン・ウィリアムズは歳をとるのを止めてしまったらしい。
エネルギッシュな指揮ぶりから彼が90歳になったと想像することはとてもできない。
しかもウィーン・フィルとのコンサートから1年くらいの間でプログラムも
大きく変化させてスケールアップしている。
ベルリン・フィルの鉄壁なアンサンブルは一段と彼の音楽を高みに上げた。
個人的にはチェロとオーケストラのエレジーに心を奪われた。
90歳になってもよりクリエイティブな姿勢を保つ彼から、
我々は大いなる勇気をいただいた。
ありがとう、ジョン・ウィリアムズ、そして輝ける90歳、おめでとうございます!
Joe Hisaishi
村治佳織(ギタリスト)
お誕生日おめでとうございます!
ひとつの音世界を極められたジョン・ウィリアムズさん。
『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ベルリン』を拝見して、
最高の音楽家の作った作品をギターアレンジで弾いてみたいという希望が生まれました!
いつか私が”スター・ウォーズのテ一マ”を弾いていたら、それは確実に
90歳のマエストロからいただいた刺激に依るものです!
よしひろまさみち(映画ライター)
『インディ・ジョーンズ』や『スター・ウォーズ』などで
サウンド・スコアの楽しさ、圧倒的な演出効果を教えてくれた
巨匠ジョン・ウィリアムズ。
卒寿やらレジェンドやら言われても、初来日時と変わらない
おおらかさがにじみ出ているライヴ・イン・ベルリンは、
会場内のお客さん同様、最初からスタンディング・オベーション!
■アーティスト情報
ジョン・ウィリアムズ
50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨するレジェンド
アカデミー賞受賞5回、グラミー賞受賞25回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回など、数多の受賞歴に輝く巨匠ジョン・ウィリアムズは“オールド・スクール”と呼ばれるハリウッド映画音楽のレジェンドにして、コープランドやバーンスタインらのアメリカ音楽の伝統に連なる作曲家・指揮者・ピアニストである。
1932年2月8日ニューヨーク州生まれ。ロサンゼルス移住後、UCLAで学び、マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコに作曲を師事。空軍従軍後は、ジュリアード音楽院でロジーナ・レヴィンにピアノを師事した。ジョニー・ウィリアムズ名義のジャズ・ピアニストとしてデビュー後、ヘンリー・マンシーニの映画・テレビ録音でピアニストとして参加し、徐々に作編曲家として頭角を現す。映画音楽作曲家デビューは『Daddy-O』(1958)。『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)、『タワーリング・インフェルノ』(1974)などの音楽を手掛け、ハリウッドを代表する作曲家のひとりとなる。この間、『屋根の上のバイオリン弾き』(1971)の編曲でアカデミー編曲賞を初受賞。さらにスティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』(1975)でアカデミー作曲賞を初受賞。ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ/新たなる希望』(1977)の音楽を手掛け、アカデミー作曲賞とグラミー賞3部門を受賞。
その他、『スーパーマン』(1978)、『7月4日に生まれて』(1989)と『J.F.K』(1991)、『ホーム・アローン』(1990)、『ハリー・ポッターと賢者の石』(2001)、などの音楽を手掛ける。
1978年にロサンゼルス・フィルを指揮してコンサート指揮者デビューを飾り、1980年ボストン・ポップス音楽監督に就任。1987年にはボストン・ポップス・エスプラネードと初来日し、1990年と1993年にボストン・ポップス来日公演を指揮した。1993年音楽監督勇退後、現在は同団桂冠指揮者およびタングルウッド音楽祭アーティスト・イン・レジデンスを務めている。
■リリース情報
ジョン・ウィリアムズ指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
『ジョン・ウィリアムズ ライヴ・イン・ベルリン』
CD初回限定版 / CD通常版
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
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