故ヨハン・ヨハンソンによるミニマル・ミュージックの傑作『DRONE MASS』リリース決定

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© Jónatan Grétarsson / DG

エレクトロニクスとオーケストラ・サウンドを組み合わせたスタイルでポストクラシカルの代表的アーティストとして注目を集めていた作曲家/プロデューサーのヨハン・ヨハンソン(1969-2018)が「現代のオラトリオ」と呼んだ作品、『DORONE MASS』(ドローン・ミサ)が世界初録音され、3月18日にドイツ・グラモフォンからリリースされることとなった。

ヨハンソンと10年の長きにわたってコラボレーションを行ってきたアメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル(ACME)の委嘱で、声楽、弦楽四重奏とエレクトロニクスのために作曲され、2015年に初演、その後も度々再演されて絶賛を浴びてきたこの作品が、この度、ACME、そしてシアター・オブ・ヴォイシズによって世界初録音された。

『DRONE MASS』はアルヴォ・ペルトやヘンリク・グレツキといった作曲家の瞑想的なミニマル・ミュージック作品と比較されることもある神秘的な作品で、ヨハンソンは「多くの影響とこだわりが凝縮されています」と語っていた。歌詞は、1945年にエジプトで発見されたナグ・ハマディ写本のコプト語による福音書によるもので、謎めいたグノーシス主義的なテキストと、圧倒的な美しさが作品全体のスピリチュアルな雰囲気を高めている。

本日よりアルバムから先行配信スタートとなった「Two Is Apocryphal」も、ルネサンス時代のポリフォニー音楽を彷彿とさせる瞑想的な美しいトラックとなっている。


■リリース情報

2022年3月18日発売
ヨハン・ヨハンソン『DRONE MASS』
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