「魂のピアニスト」フジコ・ヘミング、自身で選曲した究極のオールタイム・ベスト『COLORS』が本日発売

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苦難を乗り越え、60代で世界に見いだされた「魂のピアニスト」フジコ・ヘミングの究極のオールタイム・ベスト『COLORS』が、2021年10月20日(水)に発売となり、最新ミュージック・ビデオ「トロイメライ(子供の情景 作品15 ~ 第7曲)/シューマン」が、ユニバーサル ミュージック公式YouTubeチャンネルで公開された。

「トロイメライ(子供の情景 作品15 ~ 第7曲)/シューマン」は、フジコ・ヘミングが2年の歳月をかけ自身で選曲したオールタイム・ベスト『COLORS』に収録された1曲で、初CD化の最新音源となっている。映像は、誰もいない教会で孤独にピアノを演奏するフジコ・ヘミングに、小さな天使たちが清らかに寄り添うという、フジコの慈愛の精神を幻想的に表現した作品になっている。

アルバム『COLORS』は、ショパン、リスト、ドビュッシー、ラヴェルなど、心を潤すフジコの癒やしの音色がおさめられ、代表曲「ラ・カンパネラ」は年代、ムードなど様々なヴァージョンがセレクトされた、CD5枚組 全77曲の究極のベスト・オブ・ベスト。

初CD化の最新音源に加え、フジコが唯一歌唱した名曲「Make it Home」(浦沢直樹 原作アニメ『MONSTER』のエンディングテーマ)も収録。さらに、フジコが描いた《ピアノを弾く少女》をメインビジュアルに、紙ジャケットなどアートワークの細部にまでこだわった永久保存版で、全曲解説(英訳付)の豪華 84Pオールカラー・フォトブックレットが封入されている。

フジコ・ヘミングは、国内外で年間60本のコンサートを敢行し年間4万人を動員、今も人気は衰えることを知らず、チケットは即ソールドアウトが続出。2021年10月22日から東京文化会館を皮切りに、全国17ヶ所で日本での秋冬ツアーも開催予定。

また、2018年にロングランヒットした劇場映画 『フジコ・ヘミングの時間』の続編的映画の撮影も快調に進行中で、2023年に公開を予定している。さらに、㈱ビジネス社から、今回のベストアルバム 公式ガイドブックとして『COLORS〜色をつけるように弾く』も11月4日に発売される。

■公演情報

※コロナ禍の感染状況により延期、中止となる可能性があることをご了承下さい。

2021年
10月22日(金)東京 東京文化会館 大ホール(振替公演)
10月25日(月)大阪 フェスティバルホール 大ホール
10月29日(金)北海道 札幌コンサートホールKitara
11月2日(火)長野 ホクト文化ホール(長野県県民文化会館)
11月7日(日)山口 KDDI維新ホール
11月11日(木)東京 武蔵野市民文化会館
11月13日(土)東京 ルネこだいら(小平市民文化会館)大ホール
11月16日(火)神奈川 神奈川県民ホール 大ホール
11月19日(金)東京 練馬文化センター(大ホール)こぶしホール
11月23日(火、祝)山形 荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)
11月27日(土)東京 J:COMホール八王子(八王子市民会館)
11月30日(火)東京 ヤマハホール(銀座)(振替公演)
12月3日(金)東京 紀尾井ホール
12月7日(火)東京 東京オペラシティ コンサートホール
12月15日(水)滋賀 滋賀県立芸術劇場(びわ湖ホール)大ホール
12月26日(日)愛知 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(名古屋市民会館)

2022年
1月9日(日)東京 立川ステージガーデン(振替公演)
1月16日(日)パリ9区 コンセルヴァトワール劇場(予定) ほか

コンサートについての詳細はオフィシャルサイトへ


■アーティスト情報

フジコ・ヘミング

本名/ゲオルギー・ヘミング・イングリット・フジコ
12月5日ベルリン生まれ。年齢非公表。母は現東京藝術大学出身のピアニスト・大月投網子、父はロシア系スウェーデン人の画家で建築家のジョスタ・ゲオルギー・ヘミング、実の弟は個性俳優の大月ウルフ。母の手ひとつで東京に育つ。幼少の頃よりピアノを始め、レオニード・クロイツァー氏に師事。青山学院、東京藝大を経て、現・日本音楽コンクール、文化放送音楽賞など多数受賞、来日中のサンソン・フランソワにも絶賛を受ける。

28歳でドイツへ留学。戦時の混乱で無国籍であったため難民ビザでの入国だった。現・ベルリン芸術大学を優秀な成績で卒業し、ヨーロッパでキャリアを重ね、現地新聞に “ショパンとリストを弾くために生まれてきたピアニスト”と評される。レナード・バーンスタインらからも認められ支援を受けるが、コンサート直前に風邪をこじらせて聴力を失い、演奏家としての成功を掴みそこねる。その後は治療に専念し国籍を取得、音楽教師として生計を立てながら演奏活動を続けるが、表舞台からは遠ざかることとなった。

母の死後、1995年に帰国し、再起をかけて奏楽堂などでコンサートを続ける。その演奏の評判が伝わり、1999年2月、NHK ETV特集『フジコ~あるピアニストの軌跡~』で紹介されると大反響となり、フジコブームが巻き起こる。「私の出番は、ずっと天国に行ってからだと思っていた」と語るように、この時フジコは60代後半になっていた。いくつになっても自分を信じて努力を続け、諦めることなく夢を追うその姿勢は、多くの人々を勇気づけた。遅咲きのアーティストでありながら、CDアルバムはクラシック界では異例の大ヒットを記録、コンサートチケットは入手困難に。その後はパリに居を構えて海外公演の足場とし、ヨーロッパ全域、北米、南米など毎年ワールドツアーを行い、ソロ公演だけでなく多くの名オーケストラとの共演も重ねている。

2018年6月、フジコの知られざる生活を描いた映画『フジコ・ヘミングの時間』が公開されると、立ち見の出る異例のロングランヒットとなる。第22回上海国際映画祭での上映のほか、カナダ、台湾、香港、中東、ロシア圏など、海外でも公開され好評を得る。音楽だけに留まらず、ファッション、インテリア、ライフスタイルなど、その強烈な個性が多くの支持を集め、特に父親譲りの絵の才能は内外から評価も高く、少女時代に描いた書籍『フジコ・ヘミング14歳の夏休み絵日記』はベストセラーとなった。

奇跡のデビューから20年を超えた今も、年間約60本に及ぶコンサートを行い、常にソールドアウトになるほどの人気を誇る唯一のアーティストである。また、敬虔なクリスチャンとして、貧しい時代から慈善活動に関心が高く、日常の路上ホームレスへの施しはもとより、猫や犬などの動物愛護、恵まれない子どもたちへの教育支援、被災地への復興支援など、多くのチャリティー活動をライフワークとして続けている。


■リリース情報

2021年10月20日発売
フジコ・ヘミング『COLORS/フジコ・ヘミング』
CD

全選曲:フジコ・ヘミング

クリエイティブ・プロデュース:小松莊一良(映画「フジコ・ヘミングの時間」監督)


 

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