ドイツ・グラモフォン創立125周年 Special Gala Concert プログラムおよびチケット販売決定

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円盤式蓄音機(現在のレコードの原型)を発明し、特許を取得したドイツ出身のアメリカ人エミール・ベルリナーが1898年に創立した世界最古のクラシック・レーベル=ドイツ・グラモフォン。同レーベルが50年以上にわたりハリウッド映画音楽のトップランナーとして君臨する作曲家/指揮者のジョン・ウィリアムズと、セントルイス交響楽団音楽監督、ニューワールド交響楽団芸術監督を務める世界的指揮者ステファン・ドゥネーヴを招き、サイトウ・キネン・オーケストラの演奏で創立125周年を記念したコンサートを9月5日にサントリーホールにて実施する。このコンサートはジョン・ウィリアムズが約30年ぶりに来日して行う記念的な公演となる。

サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)は、偉大な教育者であり桐朋学園創設者のひとりである、故齋藤秀雄の没後10年となる1984年に弟子の小澤征爾の発案により、門下生100余名が集まり開催したメモリアルコンサートが礎となって生まれたオーケストラ。世界中からメンバーが集い、総監督である小澤征爾と共に、毎夏、長野県松本市で開催されるセイジ・オザワ 松本フェスティバルを中心に活躍している。

4月に本コンサートの開催が発表されるや国内外で話題となっていたが、この度当日の演奏曲目および、チケット発売が決定した。

演奏曲目は、『スター・ウォーズ』や『ハリー・ポッター』『E.T』など、ジョン・ウィリアムズが手掛けてきた映画音楽を中心に、天皇皇后両陛下ご成婚の際に贈られた「雅の鐘」そして、80年代から友情を育んできた小澤征爾氏に捧げる特別プログラムになっている。

開催に向けてジョン・ウィリアムズは次のように語っている。
90年代初頭に来日して以来久しぶりにサントリーホールの舞台に立つことをとても楽しみにしています。そして、親愛なるセイジに会えること、彼の大切なオーケストラであるサイトウ・キネン・オーケストラと共演できることを光栄に思っています。」

主催となるドイツ・グラモフォンのプレジデント=クレメンス・トラウトマンは開催に向け、以下のようにコメント。
私たちは、ジョン・ウィリアムズの30年ぶりとなる日本での素晴らしいコンサートを、世界中の観客と共有できることを大変光栄に思っています。』

日本国内で同レーベルの配給を行うユニバーサル ミュージック社長兼CEO藤倉尚も次のようにコメントしている。
『特別な節目であるイエロー・レーベル創立125周年を祝うガラ・コンサートを日本でも開催できることを心から嬉しく思います。ドイツ・グラモフォンを象徴するアーティストも来日、素晴らしい演奏を披露する特別な一夜となるガラ・コンサートで、皆様と共に音楽の感動を分かち合えることを楽しみにしています。』

チケットは明日6月30日より一次抽選を開始、7月19日の二次抽選を経て8月5日に一般発売となる。スケジュールやチケットについては特設サイトをご確認いただきたい。

特設サイト:https://eplus.jp/dg125/ 

© Michiharu Okubo

出演アーティストは、映画音楽、そしてコンサート音楽の第一人者としてアカデミー賞受賞5回、グラミー賞受賞25回、ゴールデン・グローブ賞受賞4回など輝かしい受賞歴を誇る伝説的な作曲家/指揮者のジョン・ウィリアムズが自身がこれまでに作曲した楽曲のプログラムで、そしてセントルイス交響楽団音楽監督、ニューワールド交響楽団芸術監督であり、2023年よりオランダ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者にも就任する世界的指揮者でジョン・ウィリアムズの長年の友人でもあるステファン・ドゥネーヴが指揮を行う。

ジョン・ウィリアムズは小澤征爾がボストン交響楽団の第13代音楽監督を務め、マサチューセッツ州西部のタングルウッドの音楽祭を開催していたころから親交の深い盟友で、1993年に来日公演を行って以来30年ぶりの来日公演となる。

ステファン・ドゥネーヴは2022年にはワシントン・ナショナル交響楽団との共演で、ジョン・ウィリアムズの90歳を祝う公式バースデー・ガラ・コンサートの指揮者を務めるなどジョン・ウィリアムズからの信頼が厚く、さらにはセイジ・オザワ 松本フェスティバルへも過去2回登場しており、サイトウ・キネン・オーケストラとも縁が深い指揮者だ。

日本が誇る世界的なオーケストラの一つであるサイトウ・キネン・オーケストラと、偉大なるジョン・ウィリアムズとステファン・ドゥネーヴとの奇跡の共演に注目したい。


■公演情報

タイトル:ドイツ・グラモフォン創立125周年Special Gala Concert
(英:Deutsche Grammophon 125 Special Gala Concert)
日時:2023年9月5日(火)19:00開演予定
会場:サントリーホール 大ホール(〒107-8403 東京都港区赤坂1-13-1)
主催:ドイツ・グラモフォン
共催:ユニバーサル ミュージック合同会社 / 公益財団法人 サイトウ・キネン財団
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ジョン・ウィリアムズ
ステファン・ドゥネーヴ

チケット価格:VIP席:50,000円
※VIP席特典① 前日9/4(月)に行われるステファン・ドゥネーヴによるリハーサルの一部をご観覧いただけます。(時間未定)
※VIP席特典② スペシャル・グッズを付与させていただきます。
S席:37,000円 / A席:30,000円 / B席:25,000円 / P席:20,000円
※未就学児童入場不可、小学生以上チケット必要

チケットサイト:https://eplus.jp/dg125/

チケット販売スケジュール:
【一次抽選】
応募期間:2023/06/30(金) 12:00~2023/07/16(日) 23:59
抽選日:2023/07/19(水)
【二次抽選】
応募期間:2023/07/19(水) 12:00 2023/07/25(火) 23:59
抽選日:2023/07/28(金)
【一般発売】
2023/08/05(土) 10:00~

公演に関するお問合せ
ユニバーサル ミュ-ジック カスタマー・サービスセンター
045-330-7213 (代表)  月~金 10:00~18:00 (祝祭日を除く)
https://www.universal-music.co.jp/faq/

曲目:
【前半:ステファン・ドゥネーヴ指揮】

雅の鐘 / Sound the Bells!
Tributes (for Seiji)
『遥かなる大地へ』組曲(映画『遥かなる大地へ』から) / Suite from Far & Away
『E.T.』交響組曲(映画『E.T.』から) / Symphonic Suite from E.T. the Extra-Terrestrial
– 遥か300万光年の彼方から / Three Million Light Years from Home
– スターゲイザー / Stargazers
– フライング・テーマ / Flying Theme

【後半:ジョン・ウィリアムズ指揮】

スーパーマン・マーチ(映画『スーパー・マン』から) / Superman March
映画『ハリー・ポッター』より / Three Selections from Harry Potter
– ヘドウィグのテーマ(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)/ Hedwig’s Theme
– 不死鳥フォークス(映画『ハリー・ポッターと秘密の部屋』から)/ Fawkes the Phoenix
– ハリーの不思議な世界(映画『ハリー・ポッターと賢者の石』から)/ Harry’s Wondrous World
シンドラーのリストのテーマ(映画『シンドラーのリスト』から) / Theme from Schindler’s List
映画『スター・ウォーズ』より / Three Selections from Star Wars
– レベリオン・イズ・リボーン(映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から)/ The Rebellion is Reborn
– 王女レイアのテーマ(映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)/ Princess Leia’s Theme
– 王座の間とエンドタイトル(映画『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から)/ Throne Room & Finale

<ジョン・ウィリアムズ コメント>

【日本語訳】
90年代初頭に来日して以来久しぶりにサントリーホールの舞台に立つことをとても楽しみにしています。そして、親愛なるセイジに会えること、彼の大切なオーケストラであるサイトウ・キネン・オーケストラと共演できることを光栄に思っています。

【原文】
I’m greatly looking forward to returning to Japan for the first time since the early 1990’s and to performing in Suntory Hall again. Also, I’m very excited to visit with my dear friend Seiji Ozawa and to collaborate with his brilliant Saito Kinen Orchestra.
-John Williams

<藤倉尚 (ユニバーサル ミュージック合同会社 社長 兼 最高経営責任者)コメント>

1898年の創立以来、ドイツ・グラモフォンは最高水準の音楽作品を提供し、テクノロジーとも共存しながら革新的な取り組みを続けてきました。特別な節目である“イエローレーベル”創立125周年を祝うガラ・コンサートを日本でも開催できることを心から嬉しく思います。ドイツ・グラモフォンを象徴するアーティストも来日、素晴らしい演奏を披露する特別な一夜となるガラ・コンサートで、皆様と共に音楽の感動を分かち合えることを楽しみにしています。

<クレメンス・トラウトマン (ドイツ・グラモフォン プレジデント) コメント>

ドイツ・グラモフォンの豊かな歴史の中で、ジョン・ウィリアムズや小澤征爾、そしてサイトウ・キネン・オーケストラといったアーティストと芸術的な関係を築くことができました。
サイトウ・キネン・オーケストラは2018年のレーベル創立120周年記念のコンサートでもサントリーホールで素晴らしい演奏を披露していただきました。
その後の数年間は、世界的ヴァイオリニストのアンネ=ゾフィー・ムターや、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ボストン交響楽団、そしてウィーン・フィルハーモニー管弦楽団などの一流アーティストや名だたるオーケストラと共に、ジョン・ウィリアムズの映画音楽やコンサート作品の素晴らしいレコーディングをドイツ・グラモフォンからリリースしてきました。私たちは、日本のユニバーサル ミュージックの尊敬すべき同僚と協力して、ジョン・ウィリアムズの30年ぶりとなる日本での素晴らしいコンサートを、オーディオのリリースや革新的なビデオ・ストリーミング・プラットフォームである“STAGE+”を通じて世界中の観客と共有できることを大変光栄に思っています。

【原文】
Deutsche Grammophon in its rich history has been so fortunate to have artistic relations with John Williams as well as with Seiji Ozawa and the Saito Kinen Orchestra who brilliantly performed the Yellow Label‘s 120th anniversary concert at Suntory Hall already in 2018. The last few years since have seen a remarkable series of recordings of John Williams‘ screen and concert works on DG, with partners such as Anne-Sophie Mutter and renowned ensembles such as Berliner Philharmoniker, Boston Symphony Orchestra and Wiener Philharmoniker. We feel greatly honored that, together with our esteemed colleagues at Universal Music Japan, DG will be able to share the experience of John Williams‘ spectacular return to Japan with a truly global audience via audio releases and our innovative STAGE+ video-streaming platform.



 

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