クラシック愛好家に選ばれた究極のカタログシリーズ『クラシック百貨店』発売決定

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『クラシック百貨店』と題したクラシック音楽の名盤シリーズ100タイトルがユニバーサル ミュージックより発売されることが発表された。6月23日より「器楽曲」「協奏曲」「管弦楽曲」「室内楽/歌劇&声楽」「交響曲」とジャンルに分けて、20タイトルずつ合計100タイトルが発売される。

この『クラシック百貨店』のポイントは、クラシック音楽愛好家から選ばれた100タイトルであること。

ユニバーサル ミュージックでは、クラシック音楽関係者を含む約2万5000人(在京オーケストラスタッフ、CD販売店スタッフ、ユニバーサル ミュージッククラシックニュースレター会員、他)を対象にアンケートを実施。「あなたにとってのクラシックの名曲」を集計し、人気ランキングを基に100タイトルが選盤された。

世界最古のクラシック・レーベル「ドイツ・グラモフォン」、そして、指揮者の小澤征爾やピアニストの内田光子などの巨匠が所属する「デッカ」(旧フィリップス音源含む)の両レーベルから、人気、クオリティともに最高でエバーグリーンな名盤が選ばれている。

いずれも最良のマスターを使用し、そのポテンシャルをひき出す高音質SHM-CD&グリーン・カラー・レーベルコート仕様が採用される予定で、クラシック・ファンにとって見逃せないポイントとなりそうだ。

また、CDのブックレットにはクラシックに造詣の深い人気小説家によるエッセイ「私とクラシック」が掲載される。「器楽曲」は平野啓一郎、「協奏曲」は石田衣良、「管弦楽曲」は柳美里、「室内楽/歌劇&声楽」は中山七里、「交響曲」は赤川次郎が担当。それぞれの小説家のクラシックとの出会い、楽しみ方などが紹介される予定で、こちらのエッセイも見どころだ。

『クラシック百貨店』の特設ページも本日より公開。アンケートで選ばれた人気の100曲、100タイトルの詳細を見ることができる。

なお、5月1日(土)には東京芸術劇場で毎年恒例となったタクト・フェスティバル(TACT FESTIVAL)のプレイベントとして、グローバルリングシアター(池袋西口公園野外劇場)にて、ピアニストの金子三勇士、チェリストの佐藤晴真の演奏を交えた『クラシック百貨店』キックオフイベントが開催される予定だ。

■ブックレット掲載「私とクラシック」参加小説家プロフィール(発売順)

©瀧本幹也

【器楽曲編】平野啓一郎(ひらの けいいちろう)

小説家。1999年在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』により第120回芥川賞を受賞。著書に、小説『葬送』、『決壊』、『ドーン』、『空白を満たしなさい』、『マチネの終わりに』、『ある男』等、エッセイ・対談集に『私とは何か 「個人」から「分人」へ』、『「生命力」の行方~変わりゆく世界と分人主義』、『考える葦』、『「カッコいい」とは何か』等がある。2021年5月26日、最新小説『本心』単行本刊行予定。

写真提供:文藝春秋

【協奏曲編】石田衣良(いしだ いら)

作家、1960年東京生まれ。98年『池袋ウエストゲートパーク』にてデビュー。2003年『4TEEN』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年『北斗』で中央公論文芸賞を受賞。その他、『娼年』『美丘』『アキハバラ@DEEP』等、映像化作品多数。Eテレにて『ららら♪クラシック』の初代MCを務める。YouTube、ニコニコ動画で『大人の放課後ラジオ』を配信中。

撮影:宍戸清孝

【管弦楽曲編】柳美里(ゆう みり)

1968年、茨城県土浦市生まれ。高校中退後、東由多加率いるミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。俳優を経て、1987年、演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少受賞。1997年『家族シネマ』で芥川賞を受賞。2018年、福島県南相馬市小高区の自宅を改装しブックカフェ「フルハウス」をオープン。2020年、『JR上野駅公園口』で全米図書賞(翻訳文学部門)を受賞。近著に『南相馬メドレー』など。

【室内楽、歌劇&声楽曲編】中山七里(なかやま しちり)

1961年、岐阜県生まれ。第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作『さよならドビュッシー』にて2010年デビュー。2011年発売の『連続殺人鬼カエル男』も同時に最終選考に残った。岬洋介シリーズをはじめ、御子柴礼司シリーズ(講談社)、刑事犬養隼人シリーズ(KADOKAWA)など著書多数。

【交響曲編】赤川次郎(あかがわ じろう)

1948年、福岡県生まれ。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。作品が映画・ドラマ化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫ホームズ」シリーズ、「鼠」シリーズ、「三姉妹探偵団」シリーズ、『セーラー服と機関銃』『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』など著書多数。クラシック音楽に造詣が深く、演劇、文楽、映画、オペラなどの鑑賞が楽しみ。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞、2016年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。

■イベント情報

・「クラシック百貨店」キックオフイベント
日時:5/1(土)16:00~
場所:グローバルリング シアター(池袋西口公園野外劇場)

・TACT FESTIVAL タクト・フェスティバル 2021


■リリース情報

『クラシック百貨店』

発売日:
6/23(水)発売 第1回 器楽曲編 20タイトル
7/7(水)発売 第2回 協奏曲編 20タイトル
7/21(水)発売 第3回 管弦楽曲編 20タイトル
8/4(水)発売 第4回 室内楽、歌劇&声楽曲編 20タイトル
8/18(水)発売 第5回 交響曲編 20タイトル



 

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