ショスタコーヴィチ交響曲シリーズ最終作&ブルックナー交響曲全集リリース決定
ラトヴィア出身の俊英指揮者、アンドリス・ネルソンスによる2作品のリリースが本日発表された。
10月20日(金)リリースの1作目は、グラミー賞を連覇するという快挙を成し遂げた、ネルソンス指揮ボストン交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲全曲録音シリーズの最終作『ショスタコーヴィチ:交響曲第2番・第3番・第12番・第13番』。今作は、ソビエト政権下におけるショスタコーヴィチのアイデンティティの政治的信念の変化と、彼の創造的な進化をたどっている4作品を収録。また、交響曲第13番《バビ・ヤール》では、注目のバス・バリトン歌手マティアス・ゲルネが参加している。
もう1作は、11月8日(水)リリースとなるネルソンスとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による10枚組ボックス・セット『ブルックナー:交響曲全集』。ネルソンスが、自らカペルマイスターを務めるドイツの名門、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるブルックナーの交響曲全曲録音シリーズは、その透明感溢れる音響やスマートな表現で多くの支持を得ている。
本日発表となったボックス・セットは、既発の9曲の交響曲録音とワーグナーの管弦楽曲のほか、初発売となる「ブルックナー:交響曲第0番」とワーグナーの《リエンツィ》《さまよえるオランダ人》の序曲も新たに収録されている。なお、本日より『ブルックナー:交響曲全集』から「ブルックナー:交響曲第0番 第3楽章:Scherzo」のデジタル先行配信もスタートしている。
アンドリス・ネルソンス率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は今年11月に来日を予定しており、東京と札幌の3公演で「ブルックナー:交響曲第9番」含むプログラムを演奏する予定になっている。なお、この来日を記念して、本日発表となった両作品は日本盤のみSA-CDハイブリッド仕様、グリーン・カラー・レーベルコートを採用して高音質にこだわった仕様での発売となる。
■リリース情報
アンドリス・ネルソンス『ショスタコーヴィチ:交響曲第2番・第3番・第12番・第13番』
2023年10月20日発売
CD
アンドリス・ネルソンス『ブルックナー:交響曲全集』
2022年5月11日発売
CD / Apple Music / Spotify /Amazon Music