現代ピアノ界の巨匠、アンドラーシュ・シフがブラームスの協奏曲2曲を弾き振りで新録音

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MARCO FUMAGALLI

ピアノ界の巨匠、アンドラーシュ・シフの新作がリリースされることが本日発表された。

新作はブラームスの協奏曲2曲で、 ECM New Seriesへの新録音となる。近年、弾き振りの活動に力を入れているシフは、今作で、ユニークな古楽音楽家集団、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団を弾き振りして録音。自らが指揮をつとめることで、理想のブラームス作品像の実現を目指した。

また、ピアノはブラームスが協奏曲第1番を作曲した1850年代のブリュートナーを使用。このピアノに関するノートも今作のライナー・ノーツに掲載される予定だ。

今作に関し、アンドラーシュ・シフは「近年、私たちは重量級のブラームスの演奏に慣れてしまってきた。ピアノはいっそう強大に、パワフルになり、オーケストラは大規模に、個々の楽器も強く、たくましくなっている。

演奏会場は巨大化した。ブラームスの音楽は、重たくも、鈍くも、分厚くも、騒々しくもない。そのまったく反対 ― 清明で、繊細で、特徴的で、ダイナミクスの陰影に満ちている。」とコメントしている。

アンドラーシュ・シフの新作『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』は6月4日に全世界同時リリースされる予定。本日よりアルバムの予約もスタートしている。


■アルバム情報


『アンドラーシュ・シフ~ブラームス:ピアノ協奏曲第1番&第2番』
2021年6月4日発売
CD

収録曲:

1)ブラームス:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
2)ブラームス:ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83
アンドラーシュ・シフ(ピアノ&指揮)
エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団
録音:2019年12月19-21日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ





 

 

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