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写真で振り返る史上最大のチャリティ・イベント、ライヴ・エイド:ロック時代を象徴する歴史的写真
史上最高のチャリティ・コンサートの一つとして知られるライヴ・エイド(Live Aid)で撮影されたいくつかの写真は、ロック時代を象徴する歴史的資料でもある。大飢饉に苦しむエチオピアの人々を救済するための意識啓発と寄付金集めを目的としてボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロによって企画されたこのチャリティ・イベントは、1985年7月13日に、英ロンドンのウェンブリー・スタジアムと米フィラデルフィアのジョン・F・ケネディ・スタジアムという2都市の会場で同時開催された。
豪華スターたちが集結した2つのチャリティ・シングル「Do They Know It’s Christmas?」と「We Are the World」のリリースに続いて開催されたライヴエイドでは、錚々たる顔ぶれがイギリスとアメリカの両ステージを彩った。しかし、なんと言ってもこの日の話題をさらったのは、決して忘れることはできない歴史的パフォーマンスを忠実に再現した2018年の大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』によって、不朽の名声を与えられたクイーンだった。
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これからお見せするライヴエイドの写真と共に、20世紀最大の音楽チャリティー・イベントであるライヴ・エイドのハイライトとその舞台裏をご紹介しよう。
ライヴエイド:イギリス会場
英ロンドンでのコンサートは、この日の一大イベントの幕開けとなり、公式記録では72,000人を動員したとされている。
そしてご存知の通り、このイベントを象徴するクイーンのパフォーマンスは、史上最高のロック・ライヴの一つとして歴史に刻まれている。
ライヴエイド:アメリカ会場
フィラデルフィアでのコンサートは、ロンドン版の数時間後に始まった。実際、この時差のおかげで、フィル・コリンズは驚くべきことに、同日に両都市でパフォーマンスすることができた(彼はそれを実現するためにコンコルドで大西洋を渡っていた)。これらの写真は、ライヴエイドのアメリカ会場でパフォーマンスを披露したグループのほんの一部だ。