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新型コロナウイルス蔓延を受け、R.E.M.の「It’s The End Of The World」がビルボードチャートに再登場
R.E.M.の終末を示唆した1987年のシングル「It’s The End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」が今月初めにiTunesチャートを上昇し始め、リリースから約33年が経過した今、ビルボード・ホット・ロック・ソングスに再登場した。今週4位にランクインしたこの曲は、新型コロナウイルス蔓延の中で人気を集めているいくつかの名曲の一つである。
1987年にビルボード・ホット100で69位、メインストリーム・ロック・トラック・チャートで16位にランクインしていたこの曲だったが、今回は調査会社によると「先週比482%増の5,000ダウンロード」を記録したとのこと。このダウンロード・セールスをうけ、今週のオールジャンル・デジタル・ソング・セールス・チャートでは22位を記録し、ストリーミングも170万回再生を記録している。
他にも、コロナウイルスの影響で人気急上昇中の曲は、グロリア・ゲイナーの1979年のディスコ・アンセム「I Will Survive」、メタル・バンドであるディスターブドの「Down With the Sickness」(2000年)、ジョイ・ディヴィジョンの「Isolation」(1980年)、フィフス・ハーモニー feat. Ty Dolla $ign「Work From Home」(2016年)などがある。
「It’s the End Of The World As We Know It (And I Feel Fine)」は、ありそうでなかった夢からインスピレーションを得て作られた楽曲。1992年のQ誌のインタビューで、R.E.M.のフロントマンであるマイケル・スタイプは、「“It’s the End Of The World As We Know It”は、(音楽評論家の)レスター・バングスの誕生日パーティーに参加していて、その場にいた人の中でイニシャルがBじゃない人が私だけだったという夢から着想を得た曲なんです。レニー・ブルース、レオニード・ブレジネフ、レナード・バーンスタイン…テレビのチャンネルをザッピングしていた時に見た多くのものなどが一緒にこの曲の中に入っています。そう、意識の流れの集合体なんです」と語っている。
この曲は、R.E.M.の5枚目のスタジオアルバム『Document』からの2枚目のシングルで、バンドの最も記憶に残る曲の一つであり、今後もしばらくの間、世界の人々の心の中に残ることだろう。
また、マイケル・スタイプは世界の終わりを生き抜くための4つのルールを共有している。「できるだけ家にいること」「手洗いを20秒かけてやること。でもハッピー・バースデーは歌わないこと。もう飽き飽きだから。他の曲を探そう」「健康であっても既に感染していると思って行動して他人と180㎝離れること」「デマを信じず、ちゃんとした情報を得ること」
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