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ハンス・ジマーが映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のサントラを手掛けることが発表に
映画音楽の巨匠、ハンス・ジマーが、2020年4月公開の映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のサウンドトラックを手掛けることが発表された。彼にとって初の“007シリーズ”作品となる、
シリーズ第25弾となる今作は、キャリー・フクナガ(『マニアック』、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事 』)が監督を務め、ダニエル・クレイグが今作を最後にジェームズ・ボンド役を卒業することでも話題を呼んでいる。米メディア Varietyによると、ハンス・ジマーは、当初サウンドトラックを手掛ける予定だったダン・ロマーが、 同映画の製作会社で、アルバート・R・ブロッコリとハリー・サルツマンによって設立されたイーオン・プロダクションズとの“クリエイティブな方向性の違いにより”、音楽担当を辞退したことを受けて、急遽代役を務めることになったという。ダン・ロマーは以前にも、 Netflixのドラマシリーズ『マニアック』やネット配信映画でイドリス・エルバが主演を務める『ビースト・オブ・ノー・ネーション』でキャリー・フクナガと仕事を共にしていた。
ハンス・ジマーは、言うまでもなく現在ハリウッドで最も著名な作曲家のひとりで、『グラディエーター』、『ダ・ヴィンチ・コード』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなど、名だたる映画のスコアを手掛け、高い評価を獲得してきた。彼は、 1994年のアニメーション版『ライオン・キング』でアカデミー賞“作曲賞”を受賞しているが、おそらく彼の名を広く世間に知らしめたのは、『インターステラー』やバットマンの『ダークナイト』シリーズをはじめとするクリストファー・ノーラン監督とのコラボレーション作品だろう。先日クエンティン・タランティーノは、クリストファー・ノーラン監督作でハンス・ジマーが音楽を手掛けた『ダンケルク』を2010年代を代表するサウンドトラックに挙げていた。
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』の他にも、スーパーヒーロー映画『ワンダーウーマン 1984』や、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるSF大河小説のリメイク映画『デューン』など、今後もハンス・ジマーがスコアを手がける作品の公開が控えている。また、先日彼は、 2021年春にヨーロッパ各地のアリーナを巡るコンサート・ツアーを開催することを発表した。
映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』には、悪役で登場するラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』)をはじめ、アナ・デ・アルマス( 『ブレードランナー 2049』) 、ビリー・マグヌッセン(『アラジン』)、そしてジェームズ・ボンドが英秘密情報部(MI6)を卒業した後、コードネーム「007」を引き継いだマリア・ランボー役のラシャーナ・リンチ(『キャプテン・マーベル』)ら、今作が“007シリーズ”デビューとなるフレッシュな面々が出演キャストに名を連ねている他、マドレーヌ・スワン役のレア・セドゥ、イギリス情報局秘密情報部(MI6)秘密兵器開発担当主任Q役のベン・ウィショー、同じくMI6の局長M役のヘッドレイフ・ファインズらは前作からの続投となる。
また、主題歌は、シリーズ最年少での起用となるビリー・アイリッシュが担当。2月14日に映画のタイトルと同じく「No Time To Die」と題された楽曲が公開された。彼女はブリット・アワードで兄でプロデューサーのフィニアスとともに、ハンス・ジマーと共演することも決定している。
映画『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』は4月2日(木)からイギリスで先行公開された後、日本やアメリカでは4月10日(金)に劇場公開を迎える。
Written By Laura Stavropoulos
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ビリー・アイリッシュ『No Time To Die』
2020年2月14日発売
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