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バーニー・トーピンが手書きしたエルトン・ジョン「Your Song」歌詞の下書きが約2600万円で落札
エルトン・ジョンの長年の共作者、バーニー・トーピンが手書きした名曲「Your Song」の歌詞の最初の下書きが、オークションで18万ポンド(約2,600万円)で落札された。この名曲はエルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』でもその誕生が描かれたことでも今年再び話題となったもの。
1971年から1976年にかけてバーニー・トーピンと結婚生活を送り、あの「Tiny Dancer」のインスピレーションとなった人物でもある彼の元妻、マキシン・トーピンが2019年12月9日、ロサンゼルスのオークションハウス“ボナムズ”で開かれたオークションに、バーニー・トーピンが手掛けた多くの名曲の歌詞の下書きを競売にかけた。
「Your Song」以外にも、「The Border Song」の歌詞は2万4千ポンド(約350万円)で、最終的には採用されなかった2番の歌詞を含む「Bennie And The Jets」の下書きも6万7千ポンド(約975万円)でそれぞれ落札された。
一方で、「Candle In The Wind」「Goodbye Yellow Brick Road」、そして「Saturday Night’s Alright for Fighting」といったエルトン・ジョンの代表曲の手書きの歌詞はまだ落札されておらず、これらの推定落札価格の総額は271万ポンド(約3,950万円)に及ぶ。
マキシン・トーピンは声明でこう述べている。
「バーニーがアルバムに相当するだけの歌詞を書き終えた時、私たちはエルトンを訪ねて行きました。そして、完成した楽曲を聴いた瞬間、その後長きに渡って私たちを魅了することになる2人の創造力が生んだ名曲の数々の魔法にかかってしまうんです」
このオークションに先立って行われたローリング・ストーン誌のインタビューの中で、マキシン・トーピンはバーニーとの離婚後に、これらの貴重な手書きの歌詞がどのようにして彼女のもとに残ったのかは思い出せないと明かしていた。「だいたい離婚の時は、一緒に部屋で持ち物を分けたりしないので、こんなことが起こったんだと思います。当時のことはあまり覚えていないんですが、これらの歌詞の下書きの一部は、額入りで壁に飾ってあったもので、それ以外は銀行の金庫で完璧に保管されていました」と彼女は語っている。
エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』は、現地時間2020年1月5日(日本時間1月6日)に授賞式が開催される第77回ゴールデングローブ賞で、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)とエルトン役を演じたタロン・エガートンの主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)、そして主題歌「(I’m Gonna) Love Me Again」での歌曲賞と、3部門にノミネートされている。歌曲賞では、エルトン・ジョンの他にも、テイラー・スウィフトが映画『キャッツ』の「Beautiful Ghosts」で、そしてビヨンセが映画『ライオン・キング』の「Spirit」でそれぞれノミネートを果たしている。
Written By Tim Peacock
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