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エリック・クラプトンが亡き盟友ジンジャー・ベイカーのトリビュート・コンサートを2020年2月に開催

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エリック・クラプトンが、2020年2月17日ロンドンのハマースミス・アポロにて、彼の亡き盟友にして、クリームやブラインド・フェイスでのバンドメイトだったジンジャー・ベイカーの功績を讃える一夜限りのトリビュート・コンサートを行うことを発表した。「Eric Clapton & Friends: A Tribute To Ginger Baker」と題されたこのコンサートに出演するスペシャル・ゲストの面々は今後発表される予定だ。

このコンサートの収益は、ベイカー家と近しい慈善団体で、世界中の障害者が暮らす地域社会において、個々が自立した生活を送れるように支援する健康と福祉の慈善団体“レナード・チェシャー”へ寄付されることになっている。

同コンサートで演奏される曲は、ジンジャー・ベイカーの音楽人生を讃えるもので、必然的に、彼がロック、ブルース、ジャズなどを融合させたフュージョン・ロックの草分け的ドラマーとして、エリック・クラプトンと共に活動したクリームやブラインド・フェイス時代を反映したものになりそうだ。彼の娘である、ネッティ・ベイカーが更新しているジンジャー・ベイカーのソーシャル・メディアでは、このイベントの発表に際し、「このニュースを共有できることを大変嬉しく思っています。エリック・クラプトンに心から感謝します」というメッセージを公開していた。

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ネッティ・ベイカーがuDiscover Musicに語ったところによると、ベイカー一家は同コンサートの開催について、早い段階から助言を求められていたとのことで、彼女たちは、ミュージシャンとしてのジンジャー・ベイカーを誰よりもよく理解しているエリック・クラプトンが、彼の思うがままにこのイベントを企画ことに賛成しているそうだ。

ネッティはuDiscover Musicの独占インタビューの中でこう語っている。「エリックのソーシャル・メディアに投稿されたメッセージを読めば、彼がどれだけ彼の親友の死を深く受け止めているのかがわかりますし、私たちは喜んでこのイベントに出席したいと思っています。このチャリティは、父の唯一の孫がマネージャーを務めているキャンペーンであり、第二次世界大戦で亡くなった祖父が戦時中にレナード・チェシャーと繋がりがあったり、昔RAF(イギリス空軍)のファンだった父の意向も汲んでのことです」

今年10月6日に80歳で逝去したジンジャー・ベイカーは、“ロック界初のスーパースター・ドラマー”と称されていたが、彼がポピュラー・ミュージックに及ぼした影響は、このような単純な解説を遥かに超えるほど偉大である。ジンジャー・ベイカーは、ロック、ジャズ、そしてアフリカン・スタイルを複雑に融合させ、初期のグレアム・ボンド・オーガニゼーションから、クリーム、ブラインド・フェイス、そしてソロ名義のジンジャー・ベイカーズ・エアフォースや晩年のアフリカ人スーパースター、フェラ・クティとのコラボ作品などまで、多くの作品を通して現代音楽界におけるドラマーの解釈を尽く書き替えてきた。

彼はまた、クリームでのバンドメイトだったジャック・ブルース、そしてゲイリー・ムーアと共に結成したトリオ・バンド、BBMで、アンディ・サマーズ、パブリック・イメージ・リミテッド、マスターズ・オブ・リアリティらともレコーディングも行っていた。1993年にクリームの一員としロックの殿堂入りを果たしたジンジャー・ベイカーが、ソロ名義で発表した最後の作品は、2014年にMotéma Musicからリリースされた4作目ソロ・アルバム『Why?』だった。

Written By Max Bell





 

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