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エルトン・ジョンの1979年旧ソ連での歴史的演奏を収録したライヴ盤『Live From Moscow』発売
エルトン・ジョンが1979年にパーカッショニストのレイ・クーパーとロシア(旧ソビエト連邦)で行った歴史的パフォーマンスを収録したライヴ・アルバム『Live From Moscow』が、2020年1月24日にユニバーサル・ミュージック・エンタープライズから世界各国で発売される。このライヴ・アルバムは、当時BBCラジオ1で放送されたもので、今回のリリースのためにエンジニアのボブ・ラドウィックによってオリジナルのアナログ・テープからリマスタリングされた。
このライヴは、エルトン・ジョンが当時のソビエト連邦でコンサートを開催する初のメジャー西洋人スターとなったもの。アルバムは、今年4月のレコード・ストア・デイに数量限定アイテムとして登場するやいなや即完売となったが、2020年1月24日に2枚組アナログ、2枚組CDに加え、デジタル・フォーマットでリリースされる。
エルトン・ジョンが1978年のアルバム『A Single Man』のリリースを記念して敢行した同名ツアーの最終日にスケジュールされたこの公演では、まずエルトンが、スタインウェイのグランド・ピアノとヤマハの電子ピアノCP80での完全なるソロ・パフォーマンスを繰り広げ、後半には、伝説的パーカッショニストで、彼の長年の共演者でもあるレイ・クーパーを伴ってステージに登場する。
モスクワのロシヤ・ホールで行なわれたこの最終公演の模様を収録した『Live From Moscow』は、当時のソビエト連邦が国営レコード製作機関だったメロディア・レコードに公式にリリースを許可した初のウェスタン・ポップ・アルバムとなり、東西関係の雪解けの重要なきっかけにもなった。
全16曲のライヴ音源は、1979年5月28日に、アンディー・ピーブルズがDJを務めるBBCラジオ1で放送され、彼はこのライヴでのロシア人観客はイギリス人に比べてとても大人しいという感想を述べていたが、実際その感動的なパフォーマンスはロシア人観客に大歓声を沸き起こし、「I Heard It Through The Grapevine」の12分に及ぶヴァージョンや最後の「 Crocodile Rock」「Get Back」「Back In The USSR」のメドレーは彼らを熱狂させた。
エルトン・ジョンはこのツアーとライヴについてこう語っている。
「あの日のライヴは僕の人生の中で最高の経験のひとつだったと心から思っています。僕のキャリアにおいて最も記憶に残る、ハッピーなツアーのひとつでしたし、あの最終公演は僕の生涯のベスト・コンサートのひとつかもしれません。レイとずっと仕事をしてきて、あの日立った2人だけのステージは、気分が浮き立たつような、刺激的なものでした」
Written By Paul Sexton
エルトン・ジョン『Live From Moscow』
2020年1月24日発売
iTunes / Apple Music
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