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元ドクター・フックのレイ・ソーヤーが81歳で逝去:彼の音楽半生を振り返る
元ドクター・フック&ザ・
アラバマ州のチカソーに生まれたレイ・ソーヤーはデニス・ロコリエール、ビリー・フランシス、ジョージ・カミングスと共にドクター・フック&ザ・
1970年にドクター・フック&ザ・
ローリング・ストーン誌とヴォーカルのレイ・ソーヤーのスターっぷりをからかい半分に歌ったシングル「The Cover of ‘Rolling Stone」は全米シングル・チャートでTOP10入りを果たし、1973年3月には、“アラバマ経由のニュージャージー・バンド”という紹介と共に、ドクター・フック&ザ・
シェル・シルヴァスタインとの共作を経て、バンド名をドクター・フックに短縮してからは、70年代中盤から後半にかけて、「Only Sixteen」「A Little Bit More」「Sexy Eyes」「Better Love Next Time」、そして全英No.1を獲得した「When You’re in Love With A Beautiful Woman」などのヒットを連発し、1973年にはあのブルース・スプリングスティーンが彼らのオープニング・アクトを務めた。
ドクター・フックの9作目のアルバム発表後、1983年にレイ・ソーヤーはソロとしてのキャリアを追求するためにバンドを脱退し、1977年にセルフタイトルのソロ・アルバムをリリースした。その後はデニス・ロコリエールがドクター・フックのバンド名を所有しているが、レイ・ソーヤーは過去数十年に渡ってドクター・フック featuring レイ・ソーヤーとしてバンドとツアーを続けていた。ところが、2015年になって健康問題によりライヴ活動の停止を余儀無くされていたという。
デニス・ロコリエールはローリング・ストーン誌にこう述べている。「レイとは長い間連絡をとっていませんでしたが、私たちが親しい仲間として人生における大切な時間を共有したことにはなんの変わりもありません。深い悲しみにあるであろう彼のご家族に心よりお悔やみ申し上げます」。
Written by Tim Peacock
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