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ミック・ロンソンのドキュメンタリー映画のサントラ発売決定。2曲の未発表音源収録
昨年海外で公開されたミック・ロンソンのドキュメンタリー映画『Beside Bowie: The Mick Ronson Story』。この映画のサウンドトラック『Beside Bowie: The Mick Ronson Story, The Soundtrack』が2018年6月8日に発売されることになった。
この映画は、デヴィッド・ボウイがナレーションを担当し、リック・ウェイクマン、ジョー・エリオット、ロジャー・テイラー、イアン・ハンター、アンジー・ボウイ など多くのアーティストたちのコメントを通して音楽業界において一時代を築き、ギター・プレイの技術を通して多大な尊敬を集めたミック・ロンソンに対するトリビュートとなっている。
今回発売が決定したサウンドトラックは、ミック・ソンソンのキャリア全てを振り返る初めての公式アルバム。ミック・ロンソンのソロの楽曲だけでなく、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン、イアン・ハンター、クイーンそしてマイケル・チャップマンとの主要なコラボレーション作品が収録されている。
アルバムには2曲の未発表音源も収録。1曲はデフ・レパードのジョー・エリオットによる「This Is For You」の未発表カヴァー・ヴァージョン、もう1曲はデヴィッド・ボウイのピアニストでバンドの同窓生であるマイク・ガーソン(デヴィッド・ボウイ、ナイン・インチ・ネイルズ、スマッシング・パンプキンズ)からのミック・ロンソンへのピアノ・トリビュートが含まれている。
サウンドトラックには様々なエッセイやライナーノーツも収録され、CDの他にデジタル配信、LP、カラーLP(日本ではUNIVERSAL MUSIC STORE限定)が発売される。
ミック・ロンソンは、イギリス北部の都市、ハル出身。ハル市の議会で働きながら熱心にギターの腕を磨いてきた彼の才能の噂がデヴィッド・ボウイに届くと、彼はすぐにミックと一緒にやることを選び、そこからロックの歴史が始まった。「The Man Who Sold the World(邦題:世界を売った男)」、『Aladdin Sane』、「Hunky Dory」、「The Jean Genie」などは全てミック・ロンソンのギターによって築かれた作品だ。1974年に彼は 「Cream」誌においてベスト・ギタリストの第2位に選ばれた(その時の3位はエリック・クラプトン)。
残念ながら、ミック・ロンソンはその豊かな才能に見合う称賛を得ることなく、映画の最後のコンサートでおじぎをしたように、1993年にこの世を去ってしまった。当時制作していたソロ・アルバムは後ほど完成されることになった。エンペラー・メディアは、特異な才能をもってロック音楽の礎石となり、その輝かしいキャリアの中で最も記憶に残る時代に、文字通り「ボウイのとなり」(Beside Bowie)に立っていた彼の人生と仕事を徹底的に詳述しようとしている。
【映画への出演、寄与した人たち】
マイク・ガーソン、メアリー・フィネガン、ボブ・ハリス、ジョン・ブリュワー、スージー・ロンソン、アンジー・ボウイ、ミック・ロンソン、ケヴィン・キャン、デヴィッド・ストップス、マギー・ロンソン、トニー・ヴィスコンティ、ダナ・ギレスピー、ジョー・エリオット、ローレンス・マイヤーズ、ミック・ロック、リック・ウェイクマン、チェリー・ヴァニラ、トニー・ザネッタ、デヴィッド・ボウイ、イアン・ハンター、ルー・リード、アール・スリック、ルル、グレン・マトロック、マーク・ネヴィン、ロジャー・テイラー
【デヴィッド・ボウイのミック・ロンソンについてのコメント】
「ロックのデュオとして、僕たちはミックとキース、アクセルとスラッシュくらいだと思ってたよ。ジギーとミック・ロンソンはロックン・ロールの二元性を体現した存在だったんだ」
【映画「Beside Bowie: The Mick Ronson Story」へのコメント】
「この映像は驚くほど謙虚な巨匠にオマージュをささげるものであり、ここに登場する何人かのアーティストたちのアルバム(ルー・リードの『トランスフォーマー』を含めて)は彼がいなければ、ずっと寂しいものだっただろう」-ザ・ガーディアン紙
「ジョン・ブリュワーの新しいドキュメンタリーはデヴィッド・ボウイと彼のギタリストだったミック・ロンソンとの関係に深い考察を与えるものだ。ボブ・ディラン、ジョン・メレンキャンプそしてルー・リードとも、多くの仕事を果たしたロンソンを記念するものだ」-ザ・デイリー・メール紙
「“様子がよくわからなかったから、彼の左側に立って手元を見てたんだ”。そしてそこからミック・ロンソンはジギー・スターダスト&ザ・スパイダース・フロム・マーズが音楽シーンを席捲した輝かしい18か月間、デヴィッド・ボウイの左側に立ち続けた。このジョン・ブリュワーによる包括的なドキュメンタリーはロンソンのボウイの音楽とキャリアへの貢献を探索していくものだ(それは相当なものだった)」 – タイムズ紙
ヴァリアス・アーティスト『Beside Bowie: The Mick Ronson Story The Soundtrack』
発売日2018年6月8日発売
価格:2,500円(+税)品番:UICY-15742
日本盤のみ:解説・英文ライナー翻訳付/歌詞・対訳付、SHM-CD仕様
LP、カラーLP(日本ではUNIVERSAL MUSIC STORE限定)は後日予約取扱い開始