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ニルヴァーナ、エアロスミス、クイーン、ジミヘンの作品がグラミーの殿堂入り
今年のグラミーの殿堂に、ニルヴァーナ、エアロスミス、クイーン、そしてジミ・ヘンドリックスら多様なアーティストのアイコン的な作品が加わることになった。
そもそもグラミーの殿堂入りを果たす為には、作品がリリースされたから25年経っており、且つクオリティ的にも歴史的にも重要であることが条件とされている。1991年にリリースされ、伝説的名曲「Smells Like Teen Spirit」や「Come As You Are」を収録されているニルヴァーナの『Nevermind』はこの条件を間違いなく満たしていると言えるだろう。
エアロスミスは、1973年のヒット・シングル「Dream On」が収録されているセルフ・タイトル・デビュー・アルバムで2018年の殿堂入りにエントリー。結成から半世紀を迎えたエアロスミスは、ハードロックにおいて最も永続的に尊敬されているバンドのひとつと言えるだろう。
クイーンは、1975年にリリースされたアルバム『A night at the Opera(邦題:オペラ座の夜)』でエントリー。バンドにとって4枚目となるこのアルバムには、最も有名な傑作「Bohemian Rhapsody」を収録。他にもキャッチーな「Your My Best Friend」そして締めくくりのインストルメンタル曲「God Save The Queen」がフィーチャーされている。
ジミ・ヘンドリックスの生前最後のレコーディング作品となった、1970年の『Band Of Gypsys』が殿堂入り。このライヴ・アルバムは、1970年元日にニューヨークのフィルモア・イーストで収録され、その次の10年のファンクの進化に最も影響を及ぼした作品と呼ばれている。
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「グラミーの殿堂は、過去数十年間におきた音楽の変化を体現化し、多様性な音楽的表現を常に認めるきました。そして、そのことでこのアカデミーは知られています」とレコーディング・アカデミーの取締役社長ニール・ポートナウは語る。「アイコニック且つ感動的なこれらの作品は、我々の音楽的、社会的、文化歴史的に不可欠です。我々のカタログにこれらの作品を加えれることを誇りに思います」。
今年のグラミーの殿堂には他にもドクター・ドレ、リンダ・ロンシュタッド、サム・クック、ジョニー・キャッシュ、パブリック・エネミー、ホイットニー・ヒューストン、デヴィッド・ボウイ、グレイディー・ナイト・アンド・ザ・ピップス、ザ・ローリング・ストーンズ、ビリー・ホリデイ、レオン・ラッセルなどのアルバムやシングルが加わる。新たに25枚の作品が加えられることで、グラミーの殿堂入りを果たした作品総数は1063タイトルとなる。
Written by Tim Peacock
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