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ザ・フーのロジャー・ダルトリーがミニツアーと、2018年秋に発売される自伝について語る
ザ・フーのフロントマン、ロジャー・ダルトリーは、10月30日月曜日を皮切りにスタートする北米ミニ・ツアーの詳細を明らかにした。バンド・メイトのピート・タウンゼントが不在の短期間に行われ、お気に入りのザ・フーの昔の曲を面白く引き合いにだしたツアーは「A Quick One (While Pete’s Away) / 軽く一発 (ピート不在の間)」と名付けられた。
下記にリンクされた映像では、フロリダでのリハーサル時に、ロジャー・ダルトリーがピート・タウンゼントについて「彼がいないのは非常に寂しい。ステージに立つ僕の人生にぽっかり穴が開いてしまった。だが、他のメンバーがそれをかなりカヴァーしてくれてるんだ」。そして、彼はバンド・メンバーについて付け加えて、これまでにザ・フーがステージ上で演奏することがなかった曲をいくつか披露することになると語った。「ピートなしではザ・フーになることはありえない」と彼は続ける。「そして僕はそこに拘ってはいない。何よりも、楽しんで良い時間を持つことが最大の目的だからね」。
月曜日より、フロリダのクリアウォーターから始まる5日間のツアーは、ハリウッドから同州のセントオーガスティンへと続く。その後、オンタリオのナイアガラの滝にて11月6日、8日に開催される。
今月の初め、ロジャー・ダルトリーは2018年秋、ブリンク出版社より彼の自叙伝が出版されることを発表した。「若くて熱心な出版社を見つけることができて良かった。本の世界で新人の彼らが、僕のストーリーを出版してくれるんだ」と彼はコメントした。「まさにぴったりと合ってる感じがするね」。
「僕は常に “回顧録を出したい” 衝動を抑えてきたんだ。でも今は、やっと十分な視点を持てるようになったと感じている。ザ・フーのようなバンドを中心に半世紀以上も人生を過ごすと、その視点が問題になってくる。全てがあっという間に起こったんだ。シェパード・ブッシュの工場の床にいたと思ったら、次の瞬間にはウッドストックでトリを飾ってるんだからね」
「僕の人生におこった出来事をひも解くのに3年もかかったんよ。誰が、何を、いつ、そして何故やったのかを思い出し、現実とでっちあげられた作り話を分け、キース・ムーンの21歳の誕生日にホリデイ・インの宿泊先で一体何が本当に起こったのかを解明するためにね」
「その辺の自叙伝よりも中身があるものになっていることを期待してるよ。僕はラッキーすぎるほど興味深い時間を生きてこれたんだ。見る影もなく、社会、音楽、文化が変わるのを僕は目撃してきた。そして僕の周りの多くの人間が果たせなかったけど、僕は僕の話を伝えるためにまだなんとかここにいる。それは奇跡としかいいようがない」。
Written by Paul Sexton
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