News
キース・リチャーズの“最も驚くべきほどにオリジナル” なフェラーリがオークションに
ザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズが、落札額推定16万ポンド(約2,323万円)になると言われる彼のフェラーリ400iをオークションに出品することにした。
伝説的なギタリストが手放す予定の1983年型フェラーリ400iは、非常に価値の高い車とされており、キースが所有していた34年間で走行距離がたった3,627kmのためさらに “レア車” と言われている。
クラシック・カー競売会社RMサザビーズのウェブサイトではこのように伝えている。「オリジナルの所有者から提供されたフェラーリ400iは特に珍しく、ましてや、その車が作られた日から35年近く経った今も走行距離が3,627kmで、驚くほどオリジナルのコンディションのまま残っていることが非常に魅力的です。それに加えて、人々の興味を引きつける有名人からの出品であることが、まさにまたとない機会といえるでしょう」。
ザ・ローリング・ストーンズのツアー・マネージャーだったアラン・ダンが、ミック・ジャガーやビル・ワイマンなどのバンド・メンバーやバンド関係者が購入した他7台のフェラーリと一緒に1983年に工場から運んで来て以来、この車のオーナー歴はキース・リチャーズのみである。
ザ・ローリング・ストーンズの1986年のアルバム『Dirty Work』をフランス、パリでレコーディングしていたとき、キース・リチャーズはスタジオまでこの車で通っていた。キース・リチャーズがこの車を良い状態で維持していたことを称賛したオークション会社のスペシャリストたちは、今ままで見てきた中で、“最も驚くべきほどにオリジナル” なフェラーリ400iだと認めている。
オークションのリストにはこう付け加えられた。「エンジン室からエクステリア、インテリアまですべてが正しいインジケーターの状態で、今までに見た中で最もクリーンで、最も驚くほどオリジナルの400iであり、レストアは全く必要なく、明らかにパリの街を超高速で通り抜けていた日と同じくらいの美しさを保っている。車は工場から運ばれた状態にちかく、明らかに全体的に優れたコンディションであるとRMのスペシャリストが明言します」
Written by Tim Peacock
ザ・ローリング・ストーンズ『サタニック・マジェスティーズ 50周年記念スペシャル・エディション』
ザ・ローリング・ストーンズ『女たち – ライヴ・イン・テキサス ’78』