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ザ・ビートルズのドキュメンタリー「Sgt Pepper’s Musical Revolution」が全米でもこの夏に公開
北米TVネットワークのPBSがザ・ビートルズの『Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の50周年を記念したお祝いに参加する。2017年6月に、アルバムの制作過程とアルバムの持つ文化的遺産としての視点で制作されたBBCのドキュメンタリーがアメリカでもPBSを通して放送することが決定した。
「Sgt Pepper’s Musical Revolution」と名付けられたこのドキュメンタリーは6月3日に公開が予定されおり、1時間の特番には、アビイ・ロード・スタジオの外へは持ち出されたことのないスタジオにおけるバンド・メンバーの会話や、インストやヴォーカル・トラックが含まれており、その一方で、 どのようにこのアルバムが一体にまとまったのかのポイントが明らかにされ、ザ・ビートルズとジョージ・マーティンによる選択の識見などが提供される。
このドキュメンタリーの司会を務めるのは、PBSの番組で多くのキャリアを持つベテランのキャスターであり、作曲家のハワード・グッドール。番組の撮影後、彼は、「この仕事ができるなんて非常に光栄です。またこのアルバムにまつわる歴史を掘り下げ明らかにする経験をできたことは素晴らしいことです」と語った。
ハワード・グッドールはまた、「あなたが聴いているどんな音楽も、それが1967年6月1日以降に書かれたものであれば、いずれにせよ『Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band』の影響を受けていると思います。このアルバムのコンセプト、作曲、アレンジメント、驚くべきレコーディング技術などに含まれた明確な野望は、当時の他のものに比べて際立っていました。これは20世紀の音楽シーンにおける転機となる出来事でした。そして、この音楽の背後にあるストーリーを説明することはとても楽しかったです」。
「“Sgt Pepper…”の今まで聞いたことがないものも含まれています」とプロデューサーのマーティン・R．スミスは付け加えて語る。「我々は膨大なザ・ビートルズのアーカイヴ、写真、マルチ・トラック・スタジオ・テープへのかつてないほどの資料へのアクセスを許可されました。そのことによって、我々はこの記念碑的アルバムの制作過程に内側からの目線を与えることができました。またハワード・グッドールの視点を通して、なぜそのアルバムがそれだけ革命的だったのかを明らかにします」。
「Sgt Pepper’s Musical Revolution」は2017年6月3日の東部時間午後8時に公開される。視聴者のみなさんは、それぞれローカルのPBSの放送時間をご確認ください。
Written by Tim Peacock
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