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『Idlewild South』の「Revival」からシングル・チャートを賑わせたオールマン・ブラザーズ・バンド

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オールマン・ブラザーズ・バンドこの1年前に発売されたセルフ・タイトル・アルバムで全米アルバム・チャートでのデビューを果たし、1970年10月には『Idlewild South』は188位でチャート入りをすると、12月には38位にまで上り詰めた。それからは、アルバム収録曲は全米シングル・チャートのランキングに入るようになる。

Allmans-Revival

このトム・ダウドによるプロデュース作品『Idlewild South』はディッキー・ベッツによる「Revival」で幕を開ける。この曲はラジオ局の制作者に受け入れやすくする為「Love Is Everywhere」というサブタイトルが付け加えられ、カプリコーン/アトコから45回転のドーナツ盤でリリースされ、クリスマスの前後に発売された雑誌には軒並み期待の新作リストに名を連ねた。そして1971年1月9日、アルバムの発売をきっかけにこの曲の放送回数が増加し、カレッジ・ラジオや主要ラジオ40局でオン・エアされ、ついに全米シングル・チャートの92位にチャートインを果たした。

その週は、ジョージ・ハリスンが「My Sweet Lord」で全米シングル・チャートの首位を4週に渡って独占した3週目にあたり、その他トップ10を飾ったビッグな新作にはビー・ジーズの「Lonely Days」、バーブラ・ストライサンドの「Stoney End」が入っていた。他にこの週にチャートにエントリーした3つの好成績だった作品はマクギネス・フリントの「When I’m Dead And Gone(邦題:死)」が85位、ザ・ニュー・シーカーズの「Beautiful People」が86位、そしてジョン・レノンの「Mother」が87位と3作品とも英国勢であった。

残念ながら「Revival」はチャートインよりも順位を上げることは出来ず、翌週は92位をキープしたものの、その翌週には100位圏外へと落ちてしまった。この15ヶ月後にバンドは「Ain’t Wastin’ Time No More」で再びシングル・チャートに返り咲き、73年の夏には「Rumblin’ Man」で2位を記録することになるが、この頃からオールマン・ブラザーズ・バンドはあらゆる方向に拡大を始めていたのであった。

Written by Paul Sexton



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