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U2ボノの回想録とワンマンショーに基づく新ドキュメンタリーがApple TV+で配信決定
Apple Original Filmsは、U2のフロントマンであるボノによる同名のワンマンショーを掘り下げた新たなドキュメンタリー映画『Bono: Stories of Surrender』を2025年5月30日にApple TV+で世界同時配信することを発表した。
アンドリュー・ドミニクが監督を務め、RadicalMediaとPlan B Entertainmentが制作を手掛ける本作は、ボノの回想録『Surrender: 40 Songs, One Story』、およびそれに基づく彼のシアター・ツアーを題材にしている。
また、同日配信されるApple Vision Pro向けの別ヴァージョン「Bono: Stories of Surrender (Immersive)」は、Apple Immersive Videoを利用できる初の長編作品となっており、180°の視野角と空間オーディオを備えた8Kで撮影された映像を通して、視聴者はボノと一緒にステージに立っているかのような没入感を味わうことができる。
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ボノ自身が、ジェニファー・ピッチャーやケリー・マクナマラと共にエグゼクティブ・プロデューサーを務め、絶賛された彼のワンマンショー「Stories of Surrender: An Evening of Words, Music and Some Mischief…」を再構築した映画『Bono: Stories of Surrender』では、ボノが自身の人生を振り返り、個人的なエピソードや学びを明かしていく。同映画には、2023年4月にニューヨークのビーコン・シアターで行われた公演からの未公開映像や、ボノによるU2の名曲パフォーマンスも含まれている。
さらに、このドキュメンタリー映画の公開にあわせて、ベストセラーを記録したボノの回想録『Surrender: 40 Songs, One Story』の短縮・改訂版がペーパーバックで発売される。ステージショーの構成に合わせて再編集されたこの改版には、映画と連動した表紙デザインとボノによる新たな序文が収められている。
今年1月、“エイズと貧困に対する先駆的な活動家”としての功績を讃えられ、ジョー・バイデン前大統領より大統領自由勲章を授与されたボノは、自身のインスタグラムで次のように謝意を述べている。
「ありがとう、バイデン大統領。フロントマンが謙虚になることはあまりありませんが、今日はそうでした。ロックンロールが私に自由を与え、その自由が、もっと厳しい闘いを強いられている人々と共に活動する特権を与えてくれました。私の声を見つける手助けをしてくれたバンドメイトのエッジ、アダム、ラリーにも感謝を捧げたいと思います」
Written By Sam Armstrong
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