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フレディ・マーキュリーの幼少期の切手アルバムが英国郵便博物館で初展示

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Freddie Mercury's stamp album - Photo courtesy of The London Postal Museum

フレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の幼少期の所持品のひとつである切手アルバムが、イギリスにおけるプライド運動の50周年記念イベントの一環として、2022年7月13日から10月30日までロンドンの英国郵便博物館(The Postal Museum)で初展示されることが明らかになった。

54ページに及ぶ同アルバムは、イギリス連邦の切手を中心に構成されており、フレディ・マーキュローがザンジバルで過ごした幼少期や彼の芸術的才能を伝える貴重なコレクションとなっている。

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ファルーク・バルサラ(1946-1991)として生まれたフレディ・マーキュリーは、幼少期をザンジバルで過ごした。植民地政府のオフィスに勤務していた父ボミの切手収集の情熱は息子へと受け継がれ、フレディは9歳から12歳にかけて切手を収集していたと言われている。

1960年代に一家でイギリスに移住した後、後にクイーンのフロントマンとなる彼は、イーリング・アートカレッジでグラフィック・デザインを学んだ。そんな彼の芸術的才能は、このアルバムのページ・レイアウトにも発揮されており、多くのページは、切手の形や色を利用して、左右対称になるようにデザインされている。

同博物館のキュレーターであるジョージナ・トムリンソンは次のように述べている。

「郵便博物館は、英国におけるプライド50周年を記念して、フレディ・マーキュリーの幼少期の貴重なアイテムをお披露目できることを大変嬉しく思っています。このアルバムは、その素晴らしい音楽的才能とシアトリカルなステージングで世界中の人々の記憶に刻まれている彼の初期の人生への驚くべき洞察です」

Freddie Mercury 1946-1991

1993年のオークションで落札され、その収益はエイズの撲滅を目指して活動する“マーキュリー・フェニックス・トラスト”に寄付された同アルバムは、以来、イギリスやプラハ、オーストラリアでの切手展や巡回展で展示されてきた。

また、今回の展示にあわせて、英国郵便博物館の公式ウェブサイト上では、このアルバムの全ページが閲覧できるようになる予定だ。

英国郵便博物館は、現地での展示とウェブサイトを通して、象徴的な郵便サービスの500年にわたる素晴らしいコミュニケーションの歴史とそのグローバル社会への影響にまつわるストーリーを伝えてきた。同博物館の訪問者は、家族で楽しめるインタラクティブな常設展や企画展を体験するだけでなく、特別イベントや学習活動に参加したり、最新の研究施設を利用できるほか、1927年から2013年まで約80年間に渡って使われてきた郵便配達専用の秘密の地下鉄「Mail Rail」に乗って、その世界に浸ることができる。

Written By Tim Peacock




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