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ショパン・コンクール優勝者ブルース・リウのコンクールでのハイライト録音をドイツ・グラモフォンが緊急リリース
ドイツ・グラモフォンは、世界で最も権威のあるクラシック音楽のコンクール、第18回ショパン国際ピアノ・コンクールで優勝したブルース・リウの、各ステージからのライヴ録音を急遽リリースすることを発表した。11月19日より配信開始、CD日本盤は12月1日に発売される。
ピアノの詩人、フレデリック・ショパンの名を冠した「フレデリック・ショパン国際ピアノ・コンクール」は1927年から続く現存する最古の音楽コンクールで、ショパンの作品のみで競われる最高峰のピアノ・コンクール。ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン、ブレハッチ、チョ・ソンジンなど綺羅星のようなスターを輩出してきた若手ピアニストにとっては最大の登竜門といえる。
5年に一回の開催だが、2020年に開催予定だった第18回は新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期され、参加者は入念な準備で臨み、非常にハイ・レヴェルなコンクールとなった。その混戦を制したのがカナダのブルース・リウ。
ブルース・リウはCTVニュースで「ワルシャワでショパンを演奏できることは、もちろん想像できる最高のことです。この賞はもちろん、審査員の方々の期待と、ここ数日で受けたすべての温情に対して、本当に光栄に思っています」と述べた。
ドイツ・グラモフォン社長のクレメンス・トラウトマンは、「ショパン・インスティテュートと協力し、クラシック界の新星を紹介できることを嬉しく思います」とコメントしている。「今年のショパン国際ピアノ・コンクールでは、世界中の音楽ファンが各ステージで魅了されましたが、この数週間の間に素晴らしい演奏を披露してくれたブルース・リウを、誰もが祝福してくれることでしょう。ショパン芸術の力強い感情と並外れた美しさは、若い音楽家たちに深く語りかけています。だからこそ、私たちはショパン・コンクールのこれらの録音を共有することが非常に重要であると信じています」
ショパン・インスティテュートのディレクター、アルトゥール・シュクレナー博士は、コンクールの全公演をマルチ・メディアで紹介したことが、バーチャルで熱狂的な支持を得ていると指摘する。「ドイツ・グラモフォンとの継続的な協力関係は、素晴らしい若いアーティストの演奏を広めるだけでなく、コンクールのウェブサイトやメディア・パートナーを通じて、初めてショパンを知った人たちにもアプローチできる重要なものです」と述べている。
「コンクールの白熱した雰囲気の中で収録されたこの録音は、ショパンの音楽を世界中に広めるという私たちのミッションの重要な一部であると考えています。今年のコンクールにおけるブルース・リウさんの演奏は、強烈で、集中力があり、情熱的で、非常に特別な才能を示しています」。
尚、本日、アルバムからショパン作曲の「練習曲 嬰ハ短調 作品10の4」の配信がスタートしている。
■アーティスト情報
ブルース・リウ
Bruce Liu
1997年5月8日にパリで生まれ、モントリオール音楽院でリチャード・レイモンドに師事、現在はダン・タイ・ソンに師事している。クリーヴランド管弦楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、モントリオール交響楽団、オーケストラ・オブ・ジ・アメリカズなどの主要オーケストラと共演し、中国NCPA管弦楽団とは北米ツアーを行っている。近年では、ウクライナ国立交響楽団およびリヴィウ・フィルハーモニー管弦楽団との2回の中国ツアー(国立舞台芸術センター、北京コンサート・ホール、上海オリエンタル・アーツ・センターへの出演を含む)や、サル・ガヴォーでのラムルー管弦楽団との共演がある。また、仙台、モントリオール、テルアヴィヴ、ヴィセウなどの国際ピアノ・コンクールで入賞している。
2021年12月1日発売
ブルース・リウ『第18回ショパン・コンクール優勝者ライヴ』
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