Join us

News

サブライムのデビューアルバム『Sublime』発売25周年を祝う記念イベントやリリースの詳細が明らかに

Published on

Photo: Steve Eichner/WireImage

パンクにレゲエ、スカ 、ダブ 、ヒップホップなどを取り込んだ独自のサウンドで西海岸シーンを席巻したサブライム(Sublime)が1996年に発表したアイコニックなセルフタイトルのデビュー・アルバムであり、「What I Got」「Santeria」「Wrong Way」などの不朽のヒット曲を生んだ名盤『Sublime』が今年発売25周年を迎える。

この25周年にあわせて、全米でのアルバム・セールスが1,800万枚を突破したことを祝う“ヴァーチャル記念プレート贈呈式”の開催、米サンディエゴのビール醸造所、エールスミスによる限定ビール“サブライム・メキシカン・ラガー(Sublime Mexican Lager)”の販売、Z2コミックスによるグラフィック・ノベル「SUBLIME: $5 At the Door」の出版、そして「Garden Grove」と「Pawn Shop」の新ミュージック・ビデオの公開など、ファンのために様々なスペシャル・イベントや記念リリースが発表された。

<関連記事>
90年代大特集:グランジからブリット・ポップ R&Bやヒップホップの台頭まで
忘れられた90年代バンド10組:再評価すべき忘れられたアーティストたち

Sublime – Garden Grove (Official Music Video)

 

サブライムのドラマーであるバド・ゴーグは、こうファンへの感謝を伝えている。

「セルフタイトル・アルバムの発売から25年も経ったなんて信じられません。ラジオやバー、お店、通りすがりの車など、今だに毎日どこかで僕たちの曲を耳にするのは本当にすごいことです。サブライムのお陰で辛い時期を乗り越えられたとか、僕たちのストーリーや音楽、そして音楽に込められたメッセージのお陰で人生を変えることができたと言ってくれる人たちに絶えず出会います。ファンの皆さんとこんなにも深く繋がれているのは、本当に素晴らしいことだと思っています。考えてみると、25年前のレコード会社はこの作品の発売を見送ることも検討していました。でも、彼らはそうしなかったことをさぞかし喜んでいることでしょう。僕たちももちろんそうですし、ファンの皆さんも同じ気持ちだと思います。これは、ファンと皆さんのバンドへの愛の証です。今でも僕たちの音楽が毎日あちこちで聞かれているのは、紛れもなくファンの皆さんのお陰であり、皆さんには感謝していますし、愛しています。僕たちはこんなにも愛されているんです」

Sublime – Santeria (Official Music Video)

ベーシストのエリック・ウィルソンは次のようにコメントしている。

「これまでに僕たちが作ってきた音楽を振り返ってみると、当時は気付いていませんでしたが、音楽を通じて、困難な状況にある人々にインスピレーションを与え、救うことができるのは、とても幸運で恵まれたことだと思います。ブラッド、バド、ママ、パパ、ブラザー&シスターにありがとう」

Sublime – Wrong Way (Official Video)

アルバム『Sublime』の発売2ヶ月前となる1996年5月に衝撃の死を遂げたフロントマンのブラッドリー・ノウェルの父親であるジム・ノウェルもファンへの感謝の言葉を述べている。

「息子の音楽的レガシーを守るために支えてくれた全ての音楽ファンの皆様に感謝しています」

サブライムのマネジメント会社であるSurfdog/DKMの社長、スコット・セインは次のようにコメント。

「こんなにもアイコニックなレガシーを代表して、この真の名盤の25周年を祝う、様々な取り組みに関われることを大変光栄に思っています」

ユニバーサル・ミュージック・エンタープライズの社長兼CEOのブルース・レスニコフはこう述べている。

「サブライムはこの25年間、南カリフォルニアのシーンに欠かせない存在であり、そのライフスタイルとブランドを世界中の音楽ファンに届け続けてきました。今後も彼らの音楽を世界中の新しい世代のファンに紹介していくことを楽しみにしています」

 

■アルバム『Sublime』の発売25周年を祝うアニバーサリー計画の概要は下記の通り。

ヴァーチャル記念プレート贈呈式

アメリカでのアルバム・セールスが1,800万枚を突破したことを記念して、サブライムのメンバーであるドラマーのバド・ゴーグ、ベーシストのエリック・ウィルソン、ヴォーカリストのブラッドリー・ノウェルに記念プレートが贈られ、ブラッドリーの代理で、妻のトロイ・デンデッカーと息子のジェイコブ・ノウェルが代理で受け取ることになっている。贈呈式の模様はYouTubeで生配信される予定だ。

サブライムのグラフィック・ノベル「$5 AT THE DOOR」

サブライムは、Z2コミックスと共同制作したグラフィック・ノベル「SUBLIME: $5 AT THE DOOR」(通常仕様のソフトカバー版とハードカバー版)を2021年6月からコミック・ショップや書店で販売する。サブライム・ファミリーの一員として知られる美術家のオーピエ・オーティズとDJプロダクト ©1969によるオリジナル・アートワークが表紙を飾るデラックス版とスーパー・デラックス版は、Z2コミックスの公式サイト限定で予約を受付中だ。これらのデラックス版とスーパー・デラックス版には、他では入手できないEP「Doin’ Time」の初回限定盤の他、限定プリントやブラッドリー・ノウェルの愛犬ルー・ドッグをおもちゃなどが同梱される。

エールスミスの限定ビール“サブライム・メキシカン・ラガー”:

エールスミス・ブルーイング・カンパニーは、サブライム・メキシカン・ラガー(Sublime Mexican Lager)の限定ビール缶を発売した。この缶には、グラフィック・ノベルの表紙にもなっている、バンドと所縁の深い太陽アーティスト、オーピー・オーティッツによる新たなアートワークが描かれている。この19.2オンスの限定缶は、エールスミス社の試飲ルームおよびカリフォルニア州の一部の小売店で購入することができる。

「Garden Grove」と「Pawn Shop」の公式ミュージック・ビデオ:

アルバム『Sublime』の発売25周年を記念して、ファンに人気の収録曲である「Garden Grove」と「Pawn Shop」のオフィシャル・ミュージック・ビデオが新たに公開される。バンド所縁の地であるカリフォルニア州ロングビーチを象徴する人々や場所をフィーチャーした「Garden Grove」のビデオは、ロングビーチのライフスタイルへの“ラブレター”として撮影された。今後公開される「Pawn Shop」のアニメーション・ビデオは、サブライムのアイコンが、深夜の神経の高ぶりによって変貌を遂げていく様を、サイケデリック・サーファー・パンク・スタイルのグラフィティで表現している。

トラヴィス・バーカー・プロジェクト:

ブリンク 182のドラマーとして知られるトラヴィス・バーカーは、カヴァーやリミックスなど、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションによって、アイコニックなアルバム『Sublime』の楽曲を再構築していく。

Written By Tim Peacock


サブライム『Sublime』
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music




Share this story
Share
日本版uDiscoverSNSをフォローして最新情報をGET!!

uDiscover store

Click to comment

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Don't Miss