Playlists
ジャズへの旅を始める為の最初の20枚
ジャズをもっと真剣に聴く旅へ誘われたい人や、あるいはジャズの良さをもっと満喫するには「どのジャズ・レコードを聴けば良いか?」と友達に聞かれた場合、この記事がお勧めだ。難解なものからいきなり聴き始めるのは、よくないだろう。それはまるで10歳児にトルストイの“戦争と平和”を読ませるようなもので、恐らく最初のページを突破することはないだろう。
ジャズ・ファンの中には自分達の好きな音楽に対してひどくうぬぼれていて、まるで新しいメンバーを入れるのを拒むクラブを作ろうとする姿勢の人もいる。よって我々はコレクションをスタートさせる為のアルバム20枚をリストアップした。どれも見事なレコードであり、どんなに洞察力のあるジャズ・ファンでも、鼻であしらうような作品は一切ないだろう。つまり我々のこのリストは、信頼でき入手し易いものばかりだ。
この中には例えば、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』、ビル・エヴァンスの『Waltz For Debby』やジョン・コルトレーンの『Blue Train』が含まれる。3作とも極めて重要なジャズ・アルバムのリストには必ず顔を出す。この20の中には、ルイ・アームストロング『Satchmo at Symphony Hall』(彼のオール・スターズの起源である作品)等、幅を広げる役割を果たすアルバムも含まれる。それからエラ・フィッツジェラルドの『Mack The Knife』(1960年ベルリンのライヴ・コンサートでレコーディングされ、彼女がジャズ界で…もしかして音楽界全体で、最も素晴らしいヴォーカリストのひとりであることを証明している)。しかしその名誉に相応しいのはビリー・ホリデイだと言う人もいるだろう。従って彼女のノーマン・グランツの元でレコーディングされた1950年アルバムは、リストに登場することはあまり多くはないが、これまた入れるべき作品だ。
それからカウント・ベイシーを始めとするビッグ・ジャズ・バンド、才気溢れるウェス・モンゴメリーの素晴らしいギター、ジミー・スミス(今でもあまりにも正当に評価されていない、と我々は思っている)がプレイする町で一番ファンキーなオルガン、そして『Getz/Gilberto』(史上始まって以来最大の売上を誇るジャズ・アルバムであり、それだけ素晴らしい作品)…等多数。
年代順に並べてみたが、このリストに何を足したいか、あるいは外したいか!…みなさんのご意見も
(*本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)
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