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NetflixがKISSのキャリアを描いた伝記映画『Shout It Out Loud』の契約獲得へ
Netflixがハードロック・バンド、KISSのキャリアを描く伝記映画『Shout It Out Loud』の契約獲得に乗り出している。この映画は、クイーンの伝記映画として大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』と同じアプローチでバンドの半生を描くものになる予定だ。
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米メディアDeadlineによると、Netflixは入札合戦の末、『コン・ティキ』『マレフィセント2』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などを手掛けたノルウェー出身のヨアヒム・ローニングが監督を務め、映画プロデューサーのマーク・キャントンのAtmosphere Entertainmentとユニバーサル ミュージック グループによって共同製作される同映画の契約締結に向けた準備段階に入ったという。
KISSのバンドリーダーであるジーン・シモンズとポール・スタンレー全面協力のもと、バンドの壮大な音楽が全編でフィーチャーされる映画『Shout It Out Loud』は、クイーンズ出身の問題児だった2人が思いもよらない友情を築いた青年期にさかのぼり、ギタリストのエース・フレーリーとドラマーのピーター・クリスがメンバーに加わり誕生したKISSの結成当時にも焦点を当てている。KISSは、従来のヘアメタルバンドとは一線を画し、白塗りの化粧と奇抜な衣装、そして大量のパイロテクニクスを駆使したステージでその存在を際立たせた。
現在、急ピッチで製作が進められているという本作のプロデューサーには、Atmosphere Entertainmentのマーク・キャントン、Opus 7のリー・アン・バートン、ユニバーサル ミュージック グループのコートニー・ソロモン、デヴィッド・ブラックマン、ジョディ・ガーソン、KISSの長年のマネージャーとして知られるMcGee Entertainmentのドック・マギー、監督のヨアヒム・ローニング、そしてKISSのジーン・シモンズとポール・スタンレーが名を連ねており、Atmosphere Entertainmentのドロシー・キャントンとデヴィッド・ホープウッドが製作総指揮を務める予定だ。
一方、“End Of The Road”ファイナル・ツアー中のKISSは、パンデミックの影響で中止を余儀なくされていた同ツアーを昨年秋から再開し、大晦日にはドバイでバンドのキャリアの中でも最大規模のオンライン・コンサートを開催。100万ドル(1億800万円)もの予算をかけて製作された史上最大のパイロ・ディスプレイとコロナ予防対策に75万ドル(8100万円)を投じた同ショーは大成功を収めた。
ドバイにあるホテル「アトランティス・ドバイ」のロイヤル・ビーチで行われたこの屋外パフォーマンスのライヴ配信は、50台以上のカメラを駆使し、360度のビューで撮影された他、ライヴ前には約1時間のドキュメンタリーが上映されるなど、非常に大掛かりなものとなった。
Written By Will Schube
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