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ミートローフ、エア・サプライらの曲を手掛けたジム・スタインマンが73歳で逝去。その功績を辿る
ミートローフ、エア・サプライ、セリーヌ・ディオン、ボニー・タイラーらの大ヒット曲を手掛けたソングライター兼プロデューサー、ジム・スタインマン(Jim Steinman)が2021年4月19日未明、米コネチカット州で逝去した。享年73歳。死因は明らかにされていない。
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ジム・スタインマンは、ミートローフの革新的アルバム『Bat Out of Hell』や『Bat Out of Hell II: Back into Hell』に不可欠な貢献者として知られている。彼が作曲およびプロデュースを手掛けた『Bat Out of Hell II: Back into Hell』の収録曲で、ミートローフとロレーヌ・クロスビーとのデュエット曲「I’d Do Anything For Love (But I Won’t Do That)」は、アメリカやイギリスを含む世界28カ国のシングル・チャートで首位を獲得する大ヒットを記録。同曲は、1994年のグラミー賞で“最優秀ソロ・ロック・ヴォーカル・パフォーマンス賞”をミートローフにもたらし、現在までに世界7カ国でプラチナ認定を受けている。
また、1977年のデビュー作『Bat Out of Hell』に続く『Bat Out of Hell II: Back into Hell』は、ミートローフとジム・スタインマン両者のキャリアのハイライトとなる作品で、シングル「Life Is A Lemon and I Want My Money Back」をはじめ、「Rock and Roll Dreams Come Through」「Object in the Rear View Mirror May Appear Closer Than They Are」「Good Girls Go to Heaven (Bad Girls Go Everywhere)」など、全収録曲の作曲・プロデュースをジム・スタインマンが担当している。
エア・サプライの「Making Love Out of Nothing All」や元々はミートローフのアルバムのために書かれたバリー・マニロウのヒット曲「Read ‘Em and Weep」、1980年代に自らがプロデュースを手掛けた女性ポップ・グループ、パンドラズボックスが最初に録音し、後にセリーヌ・ディオンによるカヴァーがヒットを記録した「It’s All Coming Back To Me Now」など数々の名曲の生みの親として知られるジム・スタインマン。
彼は、過去にデフ・レパード、ビリー・スクワイア、バーブラ・ストライサンド、シスターズ・オブ・マーシーらとも共作し、1983年には、自身が手掛けたボニー・タイラーの「Total Eclipse of the Heart」とエア・サプライの「Making Love Out of Nothing At All」が3週連続で全米シングル・チャートの1位と2位を独占する快挙を達成している。ジム・スタインマンが残した素晴らしいレガシーは、彼の言葉が引用されたニューヨーク・タイムズ紙の記事の中で雄弁に語られている。
「頂点を超えなければ、向こう側に何があるのかを見ることはできないのです」
Written By Will Schube
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