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2021年アカデミー賞全ノミネート掲載:『ノマドランド』『シカゴ7裁判』らがリード
ニックとプリヤンカー・チョープラーのジョナス夫妻が、ロンドンから第93回アカデミー賞のノミネーションを発表した。ノミネート作品の中には、『プロミシング・ヤング・ウーマン』『ソウルフル・ワールド』『あの夜、マイアミで』『ノマドランド』『シカゴ7裁判』などが含まれている(*全ノミネーションはこちら)。
日本時間4月26日(月)LAハリウッドのドルビー・シアターで開催される授賞式の模様は、ABCで放送される予定だ(日本ではWOWOWで独占生中継)。
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『ノマドランド』は、作品賞、脚色賞、編集賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)、監督賞(クロエ・ジャオ)、撮影賞(ジョシュア・ジェームス・リチャーズ)など、6部門にノミネート。クロエ・ジャオは、有色人種の女性としては初めて、アカデミー賞の監督賞にノミネートされている。
また、『プロミシング・ヤング・ウーマン』は、今作での手腕を高く評価されたエメラルド・フェネルが監督賞にノミネートされた他、作品賞、脚本賞、編集賞にもノミネート。今作でキャシー役を演じた女優のキャリー・マリガンは、主演女優部門にノミネートされている。
『シカゴ7裁判』も6部門でノミネート。本作は、作品賞、脚本賞、編集賞に加え、フェドン・パパマイケルが撮影賞に、サシャ・バロン・コーエンが助演男優賞にノミネート。また、セレステが歌う本作の感動的な主題歌「Hear My Voice」は歌曲賞にノミネートされている。
セレステは、同曲を共作した作曲家のダニエル・ペンバートンと共同声明を発表し、“ひとつ作品がもたらし得る驚くべき出来事”について次のように述べている。
「ロックダウンで家に閉じ籠っていても、電話やテキスト・メッセージ、ビデオ・チャットを駆使して作曲、共同作業、録音を行い、ゼロから何かを生み出し、その作品がアカデミー賞にノミネートされたというのは、まさに心躍るような出来事です。‘Hear My Voice’ は抗議(プロテスト)の精神に基づいて書かれた曲で、自分たちの声が届いていないと感じている人たちに希望と信念を吹き込み、その声はいつか届くのだと知ってもらいたいという思いを込めて書きました。私たちは、アーロン・ソーキン監督による力強い映画からインスピレーションを受け、お互いにとって素晴らしい共作者を得てこの曲を完成させることができ、とても幸運でした。米映画芸術科学アカデミー協会の皆様、本当にありがとうございます。心から光栄に思っています」
また、多くの称賛を得たディズニー/ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』は、長編アニメーション映画賞、音響賞、作曲賞の3部門にノミネート。ジョン・バティステ、トレント・レズナー、アッティカス・ロスの3人が手掛ける本作のスコアは、先日開催されたゴールデングローブ賞で作曲賞を受賞した。
一方、レジーナ・キング監督の『あの夜、マイアミで』も脚色賞にノミネートされている他、今作でミュージシャンのサム・クック役を演じたレスリー・オドム・Jr.は助演男優賞に、さらに彼がこの映画のために書き下ろした主題歌「Speak Now」は歌曲賞にノミネートされている。
<作品賞>
『ファーザー』
『Judas and the Black Messiah(原題)』
『Mank マンク』
『ミナリ』
『ノマドランド』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
『シカゴ7裁判』
<助演女優賞>
マリア・バカローバ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』
オリビア・コールマン 『ファーザー』
アマンダ・セイフライド 『Mank マンク』
ユン・ヨジョン 『ミナリ』
<助演男優賞>
サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』
ダニエル・カルーヤ 『Judas and The Black Messiah(原題)』
レスリー・オドム・Jr. 『あの夜、マイアミで』
ポール・レイシー 『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
ラキース・スタンフィールド 『Judas and The Black Messiah(原題)』
<国際長編映画賞>
『アナザー・ラウンド』(デンマーク)
『少年の君』(香港)
『Collective』(ルーマニア)
『皮膚を売った男』(チュニジア)
『Quo vadis, Aida?(原題)』(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
<短編ドキュメンタリー賞>
『Colette(原題)』
『A Concerto Is a Conversation(原題)』
『Do Not Split(原題)』
『Hunger Ward(原題)』
『ラターシャに捧ぐ 記憶で綴る15年の生涯』
<長編ドキュメンタリー賞>
『Collective(原題)』
『ハンディキャップ・キャンプ 障がい者運動の夜明け』
『老人スパイ』
『オクトパスの神秘 海の賢者は語る』
『タイム』
<主題歌賞>
「Fight For You」 (『Judas and the Black Messiah(原題)』)
「Hear My Voice」 (『シカゴ7裁判』)
「Husavik」 (『ユーロビジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語』)
「lo Si (Seen)」 (『これからの人生』)
「Speak Now」 (『あの夜、マイアミで』)
<長編アニメーション賞>
『2分の1の魔法』
『フェイフェイと月の冒険』
『ひつじのショーン UFOフィーバー!』
『ソウルフル・ワールド』
『ウルフウォーカー』
<脚色賞>
『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
『ファーザー』
『ノマドランド』
『あの夜、マイアミで』
『ザ・ホワイトタイガー』
<脚本賞>
『Judas and The Black Messiah(原題)』
『ミナリ』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
『シカゴ7裁判』
<主演男優賞>
リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』
アンソニー・ホプキンス 『ファーザー』
ゲイリー・オールドマン 『Mank マンク』
スティーブン・ユァン 『ミナリ』
<主演女優賞>
ビオラ・デイビス 『マ・レイニーのブラックボトム』
アンドラ・デイ 『The United States vs Billie Holiday(原題)』
バネッサ・カービー 『私というパズル』
フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』
キャリー・マリガン 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
<監督賞>
クロエ・ジャオ 『ノマドランド』
デビッド・フィンチャー 『Mank マンク』
リー・アイザック・チョン 『ミナリ』
エメラルド・フェネル 『プロミシング・ヤング・ウーマン』
トマス・ビンターベア 『アナザー・ラウンド(英題)』
<美術賞>
『ファーザー』
『マ・レイニーのブラックボトム』
『Mank マンク』
『この茫漠たる荒野で』
『TENET テネット』
<撮影賞>
ショーン・ボビット(『Judas and The Black Messiah(原題)』)
エリック・メッサーシュミット(『Mank マンク』)
ダリウス・ウォルスキー(『この茫漠たる荒野で』)
ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ(『ノマドランド』)
フェドン・パパマイケル(『シカゴ7裁判』)
<衣装デザイン賞>
『Emma.(原題)』
『マ・レイニーのブラックボトム』
『Mank マンク』
『ムーラン』
『Pinocchio(原題)』
<音響賞>
『グレイハウンド』
『Mank マンク』
『この茫漠たる荒野で』
『ソウルフル・ワールド』
『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
<短編アニメーション賞>
『夢追いウサギ』
『Genius Loci(原題)』
『愛してるって言っておくね』
『Opera(原題)』
『Yes-People(原題)』
<短編実写映画賞>
『Feeling Through(原題)』
『The Letter Room(原題)』
『プレゼント』
『Two Distant Strangers(原題)』
『白い自転車』
<作曲賞>
『ザ・ファイブ・ブラッズ』 テレンス・ブランチャード
『Mank マンク』 トレント・レズナー、アティカス・ロス
『ミナリ』 エミール・モッセリ
『この茫漠たる荒野で』 ジェームズ・ニュートン・ハワード
『ソウルフル・ワールド』 ジョン・バティステ、トレント・レズナー、アティカス・ロス
<視覚効果賞>
『Love and Monsters(原題)』
『ミッドナイト・スカイ』
『ムーラン』
『ゴリラのアイヴァン』
『TENET テネット』
<編集賞>
『ファーザー』
『「ノマドランド』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ』
『シカゴ7裁判』
<メイクアップ&ヘアスタイリング賞>
『Emma.(原題)』
『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』
『マ・レイニーのブラックボトム』
『Mank マンク』
『Pinocchio(原題)』
Written By Larisha Paul
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【関連作品】
2021年3月19日発売
『ノマドランド』オリジナル・サウンドトラック
iTunes / Apple Music / Spotify /Amazon Music
『ソウルフル・ワールド オリジナル・サウンドトラック』
2020年12月18日海外版 / 12月 23日発売日本版発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music
映画『シカゴ7裁判』オリジナル・サウンドトラック
『The Trial of the Chicago 7』Music by Daniel Pemberton
2020年10月16日発売
iTunes / Apple Music